その後大阪に住んでる親戚に連絡をとり阪神百貨店で待ち合わせました。既に両親のいない私にとって母親がわりのような方てKにもよくしてくれます。Kは一足はやい誕生日プレゼントを買ってもらえることになりました。野球道具が欲しいKはミズノの店に連れていってもらいました。ここはビルが全てミズノで野球コーナーも充実しています。この時私にはKの魂胆がわかってました。親と子の攻防戦の始まりです。さっそく一本のバットをてにとるK、出たぁビヨン〇。スポンジバットだしかも値段が高過ぎる。私「ダメダメ、バットはあるやろスパイクは?」K「スパイクまだはける」私「練習着は?」K「あるからいらない」K「ビヨン〇がいい」私「Kには重いってまだ無理やろ」K「大丈夫!」段々ヒートアップしてきました。私「いや重いよ振れんって、この子には重いですよねっ。店員さん」店「まぁ~そうかも知れませんが…短くもったりとか」「試打室もありますよ」うわぁ浪速の商人やぁ。親戚も「ええやんかぁ」完全に劣勢です。親戚に如何にこのこのバットか高いか本当にKの体格に釣り合ってないか説明しましたが、本人が納得した物を使ったほうが頑張るんじゃないかとなりました。結局、使いこなせるまで練習や試合に持っていかないとの条件つきで買ってもらえることになりました。どうせ買うなら最新型Kの完全勝利です。楽しい時間はあっという間に過ぎていきます。帰りのバスの出発時間が迫ってきました。Kは目に涙をため何度も親戚と握手してました。言葉を発しないけれども何度も何度もKなりの感謝の表しかたなんでしょう。沢山の思い出とビヨン〇をのせバスが出発しました。Kは窓外を見たまま、ついに今まで我慢してたのにシクシク泣いています。また来よう、そしていつの日かKが甲子園に立つことを夢みて…