先週の土曜に日本海に潜りに行ってきた。
AM4時、起床し、天候をしらべる。
全国的に雨。目的地も雨。
正常な判断なら中止が妥当である。
波予測をしらべる。
日曜に向けて高くなる見通し。
確実に中止である。
忘れ物がないか確認し、衝動的に車のエンジンをかける。
小雨の降るAM5時、日本海に向けて出発。
これから1時間半の道のり、非力な車にひたすらアクセルをねじ込む。
完全な見切り発車。
いや見切っちゃいない。
ただ無謀で滑稽な計画を遂行するため。
もちろん雨や風が激しくなって、意思が折れて貫けないなら引き返すつもりであった。
しとしと雨が降り続くAM6時過ぎ、目的地到着。
奇跡的に海はにごりもなく、波も穏やかである。
早速、ウェットスーツを着て、磯場に下りる。
前回この場所に来たときは50センチ以上のイシダイの群れを一匹も仕留められなかった。
自分の経験不足とテクニックのなさを憾んだ。
今回はある事を試したいがため、その欲求に負けて悪天候の中ここまできた。
マスク、シュノーケル、フィンを装備し、水中銃を片手に目指す岩場まで進む。
この辺だろうなと思ったところで、計画を遂行。
息を整え、ジャックナイフで潜る。
耳抜きをする。
目を閉じる。
心の中で『こい、こい、』と唱える。
30秒後に目を開く。
すると、回りには大小様々な魚が集まってきている。
はずだった。
海の中でたった1人で目を閉じる、しかも30秒。
不安と孤独を感じずにはいられなかった。
せいぜい5秒がやっとの私であった。
~続く~