東京都現在美術館で開催された「オランダのアート&デザイン 新・言語」に出展した芸術家のひとたちです。

一人目はTed NOTENです。
ジャムのブログ
作品名:Wanna swap your ring?

私にとってデザインという行為は
広い文脈でのプロダクト・デザイン、
そして現代社会やジュエリーの歴史に対する批評です。
興味深い事に、私の仕事は建築に似ています。
根底にあり、くりかえされる私のテーマは、
慣習と訓化のプロセス、
見慣れたものと異質なものに挑戦することだからです。
私はありふれたものや洗練されたものの中に在る
普遍的な意味を探しています。
そしてその本質をあばき、
作品によってリアリティを与えるのです。
広く浸透した抽象的な価値に対して、
私はその紛れもない不可解さを明らかにするのです。


ジャムのブログ-未設定
作品名:Lyppens Bag

二人目は、Maarten BAASです。

ジャムのブログ
作品名:Sculpt cupboard

美へと至ることに挑むとき、
私は常に直感的に取り汲む、自分をさらけ出すのです。
恐れや理性は私が求めているものを妨げると考えています。
したがって、私は作品の裏にある「深意」を説明することをはしません。
あなたが作品を前にして自由に考えたり、感じたりすること、
それが私のデザインなのです。


ジャムのブログ
作品名:Sweeperclock
動きます

三人目、Martijn ENGELBREGTです。
ジャムのブログ
作品名:PLEASE TOUCH

近年、リアルなコミュニケーションというものが
どんどん失われています。
コンピュータと向かう仕事が増えれば、増えるほど、
人自身もまた同様に、プログラミングされているように見えます。
今世界中の人々が地球、食物、隣人、そして自分自身との
接触を失っています。
このプロジェクトによって、新しい接触やポジティブな要素が生まれ、
日常生活にちょっとした変化をもたらすことが私の願いです。


ジャムのブログ
作品名:Tiny Tokyo Monument

四人目、Tomoko TAKEです。
ジャムのブログ
作品名:HomelessHome

美術について深く想うことは、宇宙を旅することに似ている。
衣食住という日常的なところから出発する「美」を紡ぎだす旅。
「ホーム」を捜し求めて、時空を超えていく遥かな記憶の旅。
そんな宇宙を旅しながら、遠くにある小さな星と星を
つなぐものになりたい。
第六感にまでインスピレーションが伝わるような、
心の記憶に深く刻み込まれる「何か」を想像したい。
きっとそれは、時空を超えて新しい世代に継承され、新しい生命に宿り、
新しい想像力(=創造力)の源となり、再び私たちのもとへ
帰ってくるだろう。
きっとそこが、私たちの捜し求めてる、
ほんとうの「ホーム」なのかもしれない。


ジャムのブログ
作品名:HomelessHome


それぞれの人と作品には、人に刺激を与える力を持っています。
副題:アートはモノではない。デザインはカタチではない。