1840年にイギリスのコールポートで作られたプレートを買った。先日、英国のエリザベス女王が、即位60年を迎えられたニュースが報道されたが、在位期間で最も長いのは1837年から1901年まで在位されたビィクトリア女王(約63年7カ月)である。本品はそのビィクトリア時代初期の物になる。この時代はイギリス史において産業革命による経済の発展が成熟に達したイギリス帝国の絶頂期であるとみなされている。

まだ初期であるためか一般にこの時代の特徴とされている「感傷、過度の上品さ、装飾過剰」などは見られず、フランスのセーブル窯を模倣したロココ調を感じる。特に縁は淡いブルーの雛菊がチェーン状に描かれ、その内側は「コーミング」と呼ばれる櫛型とCスクロール装飾がなされている。中央はメインの花とサブの花が描かれ、周りにはこれらと同系色の小花や小枝が散らしてある。輪郭を描いてから色を塗っているので量産品であろう。とは言え、もし日本で骨董商から買えば3万くらいはしそうなのであった。



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二年に一度公演がある、いわゆる「エトワール・ガラ」Bプロに行った。毎回、渋谷のオーチャードホールで開かれていたのだが、今回は人見記念講堂とゆうぽーとの2箇所開催となった。とある事情により二度とBunkamuraで行われることはないであろう。実に残念。



世界に素敵なバレエ団は数々あれど、パリ・オペラ座バレエ団ほど煌びやかなバレエ団はない。エトワール(星の意)を頂点にプルミエダンスール、プルミエダンスーズ、スジェなど綺羅星のごときダンサーが来日して行われるガラ公演。” Elegance ”に触れ、彼ら彼女らの成長、成熟ぶりを、またどんな若手が台頭してきているかを見定める機会である。逆にいえば、良い意味でそれ以上でもそれ以下でもない。



震災後と言うこともあり、エトワールの一人ドロテ・ジルベールが石巻のバレエスクールへレッスンに出向いたことも話題になっていた。




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http://www.fujitv.co.jp/events/etoiles/index.html

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/2012012301002279.htm

















1820年頃にイギリスで作られた「ロンドンシェイプ」のカップ&ソーサーです。装飾化された花と葉、茎がリズミカルに並んでいます。


売主の説明では窯は特定できないが、コールポート、スポード、ニューホールの何れかであろうとのこと。磁肌が灰色がかった青色であることから硬質磁器(あるいはハイブリッド・ハード・ペースト磁器)と考えられるので、とすればニューホールでしょうね。


ちなみに当時のヨーロッパでは、フランス革命とナポレオンにより生じた大混乱に、新たな秩序を作るため1814年にウィーン会議が開かれた。しかし「会議は踊る、されど進まず」と言うわけで、各国の思惑や利害がモロに対立し一向に進まず、とりあえずナショナリズムや自由主義の気運を押さえ込む方向の(反動的な)「ウィーン議定書」が成立したのであった。


イギリスでは、利潤追求だけでなく労働環境の改善が企業経営の論点として上がってきた。1802年に制定された「工場法」はその後も改正され、9歳以下の雇用の禁止や年齢による労働時間が細かく規定されていった。また選挙制度も改正され、地主だけだった議会の席に産業資本家たちが進出する道が開けた。窯業経営者も例外ではなく、上記のスポードを後に買収したコープランドも息子ウイリアム・テイラー・コープランドがロンドン市長に就任したのであった。時代の動きとセットでみると面白いですな。

※ 和田泰志先生の御著書を参照させて頂きました。



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