1840年にイギリスのコールポートで作られたプレートを買った。先日、英国のエリザベス女王が、即位60年を迎えられたニュースが報道されたが、在位期間で最も長いのは1837年から1901年まで在位されたビィクトリア女王(約63年7カ月)である。本品はそのビィクトリア時代初期の物になる。この時代はイギリス史において産業革命による経済の発展が成熟に達したイギリス帝国の絶頂期であるとみなされている。
まだ初期であるためか一般にこの時代の特徴とされている「感傷、過度の上品さ、装飾過剰」などは見られず、フランスのセーブル窯を模倣したロココ調を感じる。特に縁は淡いブルーの雛菊がチェーン状に描かれ、その内側は「コーミング」と呼ばれる櫛型とCスクロール装飾がなされている。中央はメインの花とサブの花が描かれ、周りにはこれらと同系色の小花や小枝が散らしてある。輪郭を描いてから色を塗っているので量産品であろう。とは言え、もし日本で骨董商から買えば3万くらいはしそうなのであった。




