1回東京が開幕した。
初日からクリストフ・ルメール騎手が東京競馬へ参戦。
人気馬ばかりに騎乗していたとはいえ、いきなり朝から
4連勝を含め6勝を挙げた。土曜日の半分の勝ち鞍、まさに驚異だ。
騎乗停止の制裁を食らったのは残念だが、
ルメール騎手の東京競馬場での騎乗は実に華麗だ。
スタートから好位に収まり、坂下まで手綱を持ったまま
進路を確保して一気に追い出して抜けてくる。理想的すぎる姿に
ため息しか出ない。ルメール騎手と仲良くしないと東京競馬場の
馬券は獲れないと言ってもいい。
ここまで的確に勝ち切られてはお手上げだ。
ところが、ルメール騎手は翌日の日曜日は冴えなかった。
重賞騎乗馬が前日から取消になっており、昨日ほどの
ツキがないとは予感できたが、日曜日は最終12Rの断然人気
サーブルオールでしか勝てなかった。
ここに東京競馬場の最近の難しさを感じる。
というのもグリーンチャンネル「先週の結果分析」で分かったのだが、
東京は土日で連対脚質に大きな違いが出る。これは実はここ最近の
東京で顕著に発生している。
土曜日は4角通過がふた桁だった馬はノーチャンス。好位抜け出しが
芝もダートも多かったが、日曜日になると何故か差し馬優勢の
レース結果となった。理由は分からない。
ルメール騎手は比較的基本パターンを崩さないジョッキーである。
デムーロ騎手との最大の違いはそこだろう。
パターンが馬場とはまる日はまとめて勝つが、先週日曜日の
ように早めに抜け出すと最後苦しくなる展開になると
勝てないのだ。ルメール騎手の成績から東京の傾向は
分かりやすくつかめる。
ルメール騎手が東京で踊り始めたら逆らってはいけない。
同時に好位差しができる馬に狙いを定めるべきだろう。
だが、ルメール騎手もきっと考えた。日曜日最終レースは
レースが流れたこともあるが、サーブルオールで後ろに控えて
外から差し切った。
名手は手ぶらでは帰らない。というところか。