昨日、素晴らしい競馬をみた。
雨降りの3歳牝馬GⅠは不安になるが、雨中の障害重賞も心配になる。長距離を障害飛越しながら走らねばならないレースに道悪という要素が加わると想像以上にタフな競馬になるからだ。
絶対王者オジュウチョウサンに勝つためにタマモプラネットに乗る小坂忠士騎手が1番枠を利して大逃げに出た。ターフビジョンのスイッチイングでとんでもなく離れているタマモプラネットが映る度にスタンドがざわつく。決死の大逃げである。
4角でタマモプラネット目掛けて進出してきた馬が一頭、オジュウチョウサンだ。仕掛けてからの反応が違う。タマモプラネットを最終障害飛越後に捕らえる。小坂忠士騎手の一世一代の奇策をねじ伏せる末脚だった。凄まじいスタミナだ。この馬場であの大逃げを一気に捕まえて最後は2着グッドスカイに大差をつけて勝った。
信じられない。しばらく呆然とした。久しぶりの感覚だった。
タマモプラネットもオジュウチョウサンもグッドスカイも壮絶なレースを繰り広げた。雨中に天晴れだ。同時に心配になる。馬への負担は大きいはずだ。競走馬の明日をも考えない命を懸けた走りこそ競馬に人が虜になる最大の要因なのだと改めて知る。
JRAのCM「weekend memories」、ユーミンの音楽も秀逸ながら、人が競走馬に自己を投影するという競馬ファンの心を掴んだいいCMだ。もっとこっちをメインに流してくれてもいい。
昨日、素晴らしい競馬をみた。だから月曜日だけど私はいつもより元気だ。