札幌記念はここ数年で最もテーマが難しい。かつて北海道を愛する伊藤雄二氏が真夏の札幌にGⅠを作ってはどうかと言っていた。それが札幌記念である。GⅠ馬の秋への始動戦、とかく凱旋門賞壮行レース的な意味合いが強い。
ネオリアリズムが出走回避したことでGⅠ馬ゼロの札幌記念。函館記念よりはGⅡらしいメンバーではあるが、今年に限ってはGⅠ昇格が進言されるようなレースではない。
この組み合わせではヤマカツエースは休み明けでも負けられない。この秋に悲願のGⅠ奪取を目指す立場ならば札幌記念は獲らねばならない。
ヤマカツエースの得意舞台はコーナー4つの2000M。昨暮と今春の2度の金鯱賞はいずれもスローペースを中団から差し切って1分59秒台。得意舞台の大阪杯は1分59秒1で3着、キタサンブラックから0秒2差だった。
札幌2000Mは文句なしのコースである程度ペースを作るロードヴァンドールとマイネルミラノがいる。ヤマカツエースに死角はない。池添謙一騎手は負けられないプレッシャー云々に左右される騎手ではない。3番枠からロスない競馬で抜け出せる。
行くしかないロードヴァンドール、同じような適性でやや格落ちのツクバアズマオー、中山記念2着がこのレースのイメージと重なるサクラアンプルールあたりが妙味か。