大相撲十四日目にまさかの結末が待っていた。
結びで初顔の貴ノ岩に白鵬が敗れた。
立会いに白鵬は失敗した。全く踏み込めず貴ノ岩に十分の四つに組まれてしまった。百戦錬磨の大横綱も同じ人間だったということだろうか。恐らくプレッシャーに負けた。己に負けたのだろう。今場所の白鵬は私にはいつもの白鵬に見えた。照ノ富士戦での下手を切る技術なんか誰にも出来ないような相撲を取っていた。その白鵬がここ一番で立会いを誤った。こんなこともあるのだろう、それが相撲だ。
この瞬間、大相撲ファンが待ちくたびれた稀勢の里の優勝が決まった。悲願の初優勝だ。まさか支度部屋で初優勝を迎えるとは思っていなかっただろう。明日の白鵬戦を残しての優勝に稀勢の里はぼそっと言った。
「嬉しいっす」
これまで再三優勝の機会がありながら自滅していった稀勢の里にとってこの優勝はどんな味がするのだろうか。胸のうちが見えない事も稀勢の里らしいということか。
明日は優勝は関係なくなったが、是が非でも勝ちたい大一番だ。明日こそ稀勢の里の真価が問われるだろう。
中山11RAJCC
土曜日は推奨通りのワンツーで決まった。たまにはこんなこともある。メンバー見渡しておよそGⅡとは言い難いメンバー構成。ロベルト持ちのゼーヴィントには警戒しつつ、このメンバーなら古豪クリールカイザーでも行ける。中山重賞なら近況崩れていない。リピーターと古豪が強いレースで、相手はここ数戦より落ちる。外枠からじわっと好位を取れば、そうはバテない。相手はシングウィズジョイ、ルミナスウォリアー、ゼーヴィント、リアファル、穴はステイゴールド産駒で中山巧者のショウナンバッハ。