大関稀勢の里を見ていると相撲もまたメンタルが重要なのだと痛感する。稀勢の里は今年は秋場所までずっと綱獲りの呪縛に苦しんでいた。白鵬不在の秋場所の成績によってそこから解かれた稀勢の里の九州場所の相撲は今年で最も落ち着いている印象がある。今日の結果は現時点で分からないが、この2日間で2横綱を破っている。その内容も冷静かつ力強い。
綱取り大関豪栄道は1つ負けてから相撲が崩れてしまった。黒星が翌日の相撲へ影響するかしないのかが横綱と大関の違いだろう。立て直して来場所への架け橋にして欲しいが、今場所は中盤で相撲が崩れてしまったのは痛い。
最初から硬くなっていた大関獲り関脇の高安は7敗目を喫して勝ち越しすら危うい。こちらも対戦相手は先場所と変わらないわけだからメンタルが影響していると言える。
稀勢の里がこの心の壁をブチ破る日を待ちたい。今場所の内容で優勝できないわけがない。
密かに今場所は千載一遇の好機と見ている。
ジャパンカップの枠順が発表された。私はどうしても数字が気になる。この秋はどうも1枠1番にレースの鍵を握る馬がよく入るようだ。スプリンターズステークスのビッグアーサー、天皇賞秋のエイシンヒカリ、エリザベス女王杯はミッキークイーン、そしてジャパンカップではキタサンブラックが1枠1番を引いた。ここまで1番枠の人気馬はそれを裏切り続けている。ここに私は何らかの呪縛を感じる。1番枠の1番人気はどうも信頼してしまう傾向があるが、果たしてどうか。2枠3番にゴールドアクターが入った。この2頭がレースの流れを確実に握る事になる。
2頭がジャパンカップをステイヤー向きのレースで支配した時、伏兵はどこにいるのか。イキートスとナイトフラワーはドイツで互角の勝負だが、斤量差が2キロに広がる事が影響するだろうか。イラプトはカナディアン国際を勝っての来日、昔のジャパンカップなら穴馬の定石パターンの一つだが、昨年の内容からどうか。
さあ、みんなで考えよう。