子供時代、相撲中継に夢中だった私が楽しみだったのが横綱千代の富士の取組だった。

 

その千代の富士を育てた師匠が今日、徹子の部屋に出ていた。

 

 

第52代横綱北の富士の北の富士勝昭さん。

 

NHK相撲中継の解説でお馴染みだ。相撲は取組間に仕切りなど数分の間が出来る。だから相撲中継は実況中継というより相撲談義というお喋り的な側面がとても強い。

 

ファンの間でお馴染みなのが実況藤井康生と解説北の富士勝昭コンビだ。奔放だが的を得てる軽妙な北の富士の解説には飽きが来ない。二人の横綱を育てた師匠らしい相撲観と言いたい事を言う姿勢がそう思わせる。それを受けるホスト役が実は大切で、冗談を受けられなかったり、奔放な物言いに閉口してしまうようではつまらない。その点、藤井康生は巧みでそれらをさらに掘ってみたり、絶妙に流してみたり。相撲漫才のようで楽しい。

 

中継というより相撲お喋りという感覚で中継を観ると、相撲がもっともっと楽しいものになる。

取組内容と取組間のテンポの緩急を楽しんでみると、2時間なんてあっという間だ。

 

大相撲九州場所は11月13日初日だ。1年納めの九州場所も相撲中継を楽しもう。