もう有馬記念です。終わりです、競馬の一年はあっという間に過ぎます。

今年の有馬記念は、キズナ回避、ゴールドシップの秋の不調具合により、
オルフェーヴル引退レース一色になっています。

事実、フジテレビのCMなんて完全にそれです。
じゃあ、オルフェーヴルで鉄板ですか。

正直、ウーン。確かに引退レースだが馬券は別のような気がします。

オルフェーブルの背景を考えるからです。

5歳引退馬の有馬記念成績は正直、冴えません。
近年だと、テイエムオペラーは5歳秋シーズンは成績を残せず、有馬記念も惨敗。
ブエナビスタはジャパンカップを勝ち、引退式を当日に控えた有馬記念では馬券圏内
から去りました。

4歳で引退式を当日に控えた馬は成績がいいんです。
シンボリクリスエスは圧勝でしたし、ディープインパクトも武豊騎手をして、
「生涯最高のレースだった」と言わしめた完璧勝利。

4歳と5歳って違うんです。

それともう一つ。

オルフェーヴルの血です。
父ステイゴールドは社台スタリオンで種牡馬入りしながら、途中で社台を出され
ました。社台グループとしては放出後にこれだけ大物を送り出され、痛恨の極み。

ですが、そのステイゴールドの血を受け継ぐ3冠馬オルフェーヴルを手中に
収めています。ステイゴールドの血を取り戻す千載一遇の好機なのです。
他のステイゴールド産駒のゴールドシップやフェノーメノが冴えない近況、
どうしてもオルフェーヴルはスタッドインさせたいはずです。

で、5歳引退レース。社台グループは本当に有馬記念を狙っているのか。
外国人ではなく、日本人騎手・池添謙一騎手に手綱を戻したのか。

池添騎手は戻ってこないと思っていたと語っている。

主戦騎手の返り咲きは美談にも見える。が、真実はどうなのか。

「無理するな」

という指示が出るんではないのか。

この疑問の根っこはこれら邪推だけじゃない。

オルフェーヴルの一週間前追い切りの映像が謎を解く。

確かに真っ直ぐ走っている、完成された追い切りのようだが、どうにも
手緩い。かつてのオルフェーヴルは一週前から坂路を破格のタイムで
駆けていた。

ほぼ馬なりに近い形で4ハロン53秒台の追い切り。
手加減が見え隠れしているように思える。

オルフェーヴル一色の有馬記念。彼は真に主役となれるのかどうか。