知っていますか?
アシュリー・ペギちゃん。
原因不明の難病におかされた女の子。
平均寿命は13年。
世界中にこの難病にかかった人は52人。そのうち、死亡者数はアシュリーちゃんを含めて47人になったそうです。(1月現在)

彼女のドキュメンタリーは欠かさず見ていました。

この難病・・・“プロジェリア”と言うそうです。
通常のスピードより10倍近い早さで老化していく病気・・・。
つまり、同じく10年生きていても、アシュリーちゃんは100歳のおばあちゃんと同じ健康状態。
走ったり、長時間歩いたり、一緒に遊んだり、長時間日光を浴びたり・・・
普通のことができないんです。

ドキュメンタリーを見ていると・・・
自分の小ささにうんざりします。。。
13歳の時の彼女のインタビューですら、すべてを悟ったようなその目と口調にどこか引かれるものがありました。

そういった運命を背負い生まれてきたアシュリーちゃん。
その運命を受け入れ、目一杯生きた彼女は17歳で天に召されました。

あたしの運命はどんなものなんだろうか・・・
あたしはいったい何者で・・・
何の為に生まれてきたのか・・・

いつだったか・・・
「産むんじゃなかった」と母親に言われたことがあります。
カッとなって出た母親の一言は、今でも私の中でグルグルまわって消えません。
本人はもう忘れてしまっていると思いますが・・・
生まれてくる者に選択権はありません。
受け入れることしかできないんです。
成長するに連れて、選択肢が増え、自分の運命を必然的に歩いていく。

そして、またひとつの命に運命を背負わせて誕生させる。
こういった解釈であっているのかわかりませんが・・・きっと・・・
運命は生まれた時からはじまっているんですね。

アシュリーちゃんの運命は、一見不幸に見えるかもしれませんが、きっと彼女自身は不幸だなんて思っていないのだと思います。受け入れて、悟って、彼女なりに全うしたんだと・・・思いたいです。

アシュリーちゃんを見てて、感じたことや思ったことは、うまく言葉にはできません。
自分の心の中で感じていようと思います。
最後のインタビューでアシュリーちゃんは
「やり残したことは何もない。ただ・・・家族をどれだけ愛していたかを伝えたい」
「生まれかわっても自分に生まれたい」
そういったそうです。

何も感じていないのか、感じすぎてわからないのか、自分の中で何かが湧き出ては消えて、
湧き出ては消えて・・・
アシュリーちゃんのように生きられたら、って思いました。
なにか一つ、やり通すことから始めようと思います。