【あらすじ】
時代は昭和。
舞台は超名門・私立海帝高校。
海帝高校で生徒会長になる事が将来政治家になる一番の近道なのだという。
生徒会長を目指すのが赤場帝一(あかばていいち)である。
親友であり相棒である榊原光明(さかきばらこうめい)と共に、社会の政界さながらの学園政権争いを乗り越え頂点に立つことができるのか?!
【感想】
帝一の國最新刊。
古屋先生の過去作品を読むたびにかなりまっとうな作品と感じる帝一の國。
買ったその帰りの電車で読んでいたのですが、なんと妹の友人に読んでいるところを目撃されていた事が発覚。
すぐ隣にいたんだそう(笑)
妹に「これ読んでたんだよ」と言ったら「あ…これヤバイやつだ…」とボソッと言われた私。
全然ヤバくないよ!(古屋作品の中では!)
妹もその友人も、漫画を読まない人(ONE PIECEや君に届けは読む)ですからそう感じるのでしょうか?
電車で読めるくらいの作品だと思うのは私が麻痺しているからでしょうか?
作品うんぬんよりも無意識に笑ってなかったか、そっちの方が問題だ。
はい…本編。
会長選挙直前から開票まで。
氷室さんの元を離れた帝一は、森園票を集めようと必死です。
はじめ優勢だった森園票はなんと氷室さんの策略により傾き始めたのです。
その策略というのが各委員会、部活に実弾打つ事。
つまり現金を渡す事。
氷室さんのなりふり構わない様子が伺えます。
帝一も目には目を、実弾には実弾を…という考えに出ますが毘沙門天様に忠告を受けます。
安定の毘沙門天様。
真剣なのかギャグなのか…ギャグでしょう(笑)
しかし言ってる事は正論ですよね。
森園票であった文化部等に実弾を打ちまくった氷室さんは、元々安全パイだった運動部の反感を買い運動部にも実弾を打たなければいけなくなったのです。
それをリークしたのは森園先輩なんですが。
氷室さんよりも恐ろしさを感じた帝一でした。
毘沙門天様の言うとおりお金は人を変えるというか、人間の恐ろしさを感じました。
帝一…目には目を作戦に出なくて良かったね…
それでもまだまだ劣勢の帝一側は、生徒に自分たちは官軍、氷室側は賊軍という印象をつける為に以前場を和ませる為に光明が持って来ていた「マイムマイム」の音楽を流し森園先輩を中心に踊らせる事に成功。
本当に帝一は何に対しても一生懸命である。
この場面のコマじゃないけど、お気に入りのコマです。
こんな驚きの作戦で一気に流れは森園側へ。
「んな事あるか!」と思いましたが、もう「帝一の國」はそんな次元で連載していないのです(笑)
氷室派も、森園派もやる事やって投票、そして開票へ。
ここからますます波乱の展開で息を飲みました!!
開票にドラマあり。
委員会部活の開票が終わったところでほぼドローだったのですが、各ルーム長の開票で運命が別れたのです。
本当はここで書きたくない、一番面白かったところなんだもの!
でもここまで書いたらネタバレしなきゃですね。
今更ですが、散々ネタバレしたのですがネタバレが嫌な方は回れ右で。
なんと氷室さんの右腕駒先輩が森園先輩に票を入れたのです。
いや、ここまでの氷室さんの行動と駒先輩の思うところをみれば「もしかして?」とは薄々感じてました。
でもまさか本当に…
駒先輩はまともな人だ…
ちゃんと客観視してるし、氷室さんを止めもした。
氷室さんのダメージは計り知れないですよねー。
仮に会長になれたとしても隣にいるのは駒先輩じゃないとなると本当に「会長の椅子に座るだけの人」になってしまうんだろうな。
やっぱり支える人は必要なんですよね。
この造反劇で帝一は学んだかな。
もし帝一が光明に裏切られたら大変な事になりそうだ。
いつもだけど、分厚いのでかなり読み応えがありました。
まだ読めるまだ読めると思いながら読んでましたがあっという間に読み終わってしまいました。(時間ではなく精神的な意味で。)
これだけあるから、どっちが会長になったかまで読めると思ったのですが本当やりよりますよね(笑)
駒先輩が森園先輩に投票したところで次巻なんて…!
あとこっちでも気になるところが。
もし、森園先輩が会長になったら弾は
帝一の彼女である美々子に告白するというのです。
帝一どうすんだろ。
美々子は弾に惹かれてますよね。




