【あらすじ】
小さい頃から時々変なものを見た。
他の人には見えないらしいそれらはおそらく妖怪と呼ばれるものの類ーー。
妖が昔から見える少年・夏目貴志。
祖母が作ったという妖怪の名前が書かれた「友人帳」。
友人帳に書かれている妖怪は呼び出され何かを命令されたとすれば必ず従わなければいけない。
友人帳を手にした貴志は妖怪達を解放すべくその名を返してゆく決心をする。
大妖・斑(ニャンコ先生)に自分にもしもの事があったら友人帳を渡す事を条件に用心棒になってもらい、夏目が人と、妖と、触れあいながら成長していくLaLaの看板あやかし譚。
【感想】
1月に発売した15巻をやっとこさ読みました。同時発売だった小説はまだ読んでません。1月2月頃は読まない期だったので、1月に買ってまだ読んでないのがちらほら…
まずは15巻から。
名取さん登場で、より妖との繋がりを深く感じられた15巻。
とても妖との繋がりを大切にしていた夏目だったけど、初めて名取さんの口から「禁術」という単語を耳にし動揺してしまいます。
多軌の祖父の陣や、友人帳の存在は妖を縛るものであり人間にとっても危険なものである為、禁術と呼ばれるものの類だという。
まぁ、名取さんはこの時点で陣も友人帳の事も知らないんだけど…
とうとう友人帳の事がバレる日がくるかも。的場さんにバレるよりは遥かに安全だと思いたい。
的場さんにバレたらまぁ大変な事になるでしょうねー。
あー的場さんに会いたい!!13巻読みたくなってきた。
13巻なんて、祓い屋に挟まれてるかなり俺得な巻ですからね。
番外編に藤原夫妻の夏目を引き取る前のお話が。
滋さんが優しくて泣いてしまう塔子さんがどうしようもなく愛しい。
何この夫婦、優しすぎて涙出ます。
この夫婦に引き取ってもらえたからこそ、夏目も変われたんだろうな。
15巻はなんとなく切なさが残り「かわいい、和む」というような巻ではなかったのでかなり塔子さんに癒された。
16巻。
この巻では、多軌と田沼が登場!
多軌~!久し振り!!
元気だった?相変わらず可愛いね。
お茶でもどう?(笑)
…という事は当然触れますよね、多軌の陣の事。
それにちなんだ回だったのですが、何とも切ないお話でした。
名取さんのいう「禁術」とは危険が伴うパンドラの匣的なアレだと思うのですが、ここでは「見えない人に見えるようにする陣は、妖にとって一度触れ合ったら別れるのが辛くなるから」という意味で触れていてすごく切なくなりました。
ここで登場してきた妖もすごく優しかった。
そして田沼との温泉バイト編。
田沼の思惑が切なすぎて。
夏目って、案外顔に出やすいですよね。
今まで接してきたおばあさんが妖だったなんてそりゃショックだろうけど、感じとって、受け入れた田沼はすごい。
しかもはっきりとは訊かない。
田沼って、すごく空気読む少年よね…
関係ないけど、田沼編にあった1/4カットの的場さん&名取さんの祓い屋コンビに悶絶した。
そして特別編。
妖の世界でのレイコさんと夏目の評判ったら(笑)
レイコさんって、人間側では変わり者、妖側では恐れられる存在だったけどやっぱりレイコさんの事好きだった妖も少なくないよなぁ。
自分の正体を隠しながら妖に手助けをする夏目も良かった。
こういう展開の仕方は好きです。
自分の力不足で夏目友人帳の良さが伝わらずもやもやするのですが、15巻も16巻もやっぱり温かくて胸がきつくなりどうしようもなくなりますね。
柔らかい針でつつかれたような。
何でしょうね、何でこんなに気持ちが温かくなって涙が出てくるんだろう。
人ってもっと優しくなれるなと思える。
自分で楽しむだけでなく、本気で後世に語り継がれていって欲しいと切に願う作品です。

