8月11日(日)マチネ
大好きな
イキウメ

「奇ッ怪
小泉八雲から聞いた話」

観劇しましたキラキラ
@東京芸術劇場シアターイースト


【ある事件を追ってひなびた旅館に
たどり着いた二人の刑事
そこで出会った男や旅館の女将などによって
かわるがわる語られる奇ッ怪な物語…魂


2009年初演だそうですが
今回初めて再演を観ることができました

2016年に
イキウメとの出会いとなる
遠野物語・奇ッ怪 其ノ参
を観てその独特な世界観に
たちまち魅了されました


その時から奇ッ怪シリーズ第一弾である
小泉八雲から聞いた話
観てみたいと思っていたので
念願叶って…となりました


2020年に亀梨くんが主演した
迷子の時間
〜語る室2020〜
観劇した方はわかると思うのですが
前川知大さんの作る作品というのは
日常の裏側に潜む異世界や
時間や場所を継ぎ目なく繋いで
時空を超えて展開するストーリーが特徴的で
観ていて「ん?なんで??」って
わからなくなったりすることも多々あり笑
(それがまた楽しいのですが)

それに比べてこの奇ッ怪はざっくり言えば
怪談話を順番に披露してゆくだけの話で
なかには牡丹灯籠とかみんな知ってる
有名な怪談もあり
非常に馴染みやすいニコニコ

二人の刑事が追っている事件が
絡んできて徐々に解き明かされる…
という結末も全く予想外!!
…というほどでもない

すべてが
シンプルかつわかりやすい照れ

でもだからと言って

物足りない
とか
イキウメらしくない
とか

そんなことは全然なくて
むしろシンプルでわかりやすいからこそ
脚本、演出が無駄なく練られているのが
感じられるし

役者さんたちの誤魔化しのきかない
演技力の高さが際立ちますキラキラ

怪談話はセリフで語られるのではなく
劇中劇として演じられるので
 その場で役者さんたちが 
入れ替わり立ち替わり
一人何役も演じ分けていく様も
 イキウメらしさが出ていたように思います 


浜田信也さん、安井順平さん、盛隆二さん、
森下創さん、大窪人衛さん…

前川さんの絶大な信頼による
安定のイキウメメンバーは
チームワークもばつぐん!

浜田さんの
“旅館に長逗留して小説を書く男”
という設定も浜田さんにピッタリすぎて
ニヤけてしまいました

幕開きと幕切れで
舞台上部からサラサラと落ちてくる
一筋の砂が照明に照らされ
儚げに光っているのがとても美しく
小泉八雲の怪談の本質を
表しているように見えました

暑い夏にふさわしい
ひんやり寒くなる怪談の数々
ご興味ある方ぜひ!



アタイなんざもう

ひんやりを通り越して

ゾクゾクしすぎちゃって

日焼け止め用に首に巻いてったストールを

肩にぐるぐる巻きつけて

震えながら観てたわさ🌀


帰りの電車の中で

安井純平さんのX見たら


「劇場内は

冷房がかなり効いているので

一枚羽織をお持ちいただくと

快適にご観劇できます」


と、つぶやかれておりました

クーー!行く前に見ればよかた…悲しい



奇ッ怪、もう1公演チケット取れてるので

次はしっかり羽織物持参で

楽しみたいと思います飛び出すハート