8月30日 Bunkamuraオーチャードホール
14時からの
上海歌舞団 舞劇「朱鷺」ーTOKIー
観劇してきました。
今月5度目のBunkamura笑
亀ちゃんの青種子以来のオーチャードです。
わたし、こーゆーの観るの初めてに近くて
すごーくすごーく楽しみでした







なんかこう芸術の香り高い感じが知的好奇心くすぐられちゃう〜〜
なんてな笑

それがさ 、、、
実際観たらね 、、、もうね 、、、
あまりの素晴らしさに
そんな薄っぺらいエセ好奇心なんて
恥ずかしくてすぐ脱ぎ捨てたよ。
心がどんどん洗われて
真っさらになっていくようだったよ

【STORY】
第一幕
古代。人々は自然と共存し平和に暮らしている。水辺で羽を休め、気持ち良さそうに憩う朱鷺たち。その情景はまさに桃源郷そのものだ。
村の青年ジュンは、その中でも際立って艶やかな朱鷺ジエと出会い惹かれ合う。
ジエはジュンに、朱鷺の優美な仕草、華やかな飛翔を見せる。ジュンは朱鷺の動きを学び、共に踊りながら、ジエと幸福なひとときを過ごす。
しかし、別れの時が訪れる。まどろむジュンのもとに一片の羽根を残して飛び立つジエ。
ジュンは羽根を手にジエが飛び立った空を見つめる。
第二幕
近代。工業化によって環境汚染が進み、何もかもが黒く澱んでいる。その中を寄る辺なく漂う一片の白い羽根。拾ったのは、カメラを手にしたジュンだ。彼は弱りきって羽も黒ずんだジエを見つけ介抱する。
と、ジエがジュンの持つ羽根に気づく。
時空を超えて再開した二人だが、かつてのように自由に飛翔し、踊ることはできなかった。
朱鷺たちは次々と命を落としてゆき、最後の朱鷺となったジエもやがて息絶える。
現代。博物館では、教師が学生時代たちに絶滅した動物について教えている。
そこへ、老人ジュンがやってきて、ガラスケースに展示された剥製の中にジエを見つけ、あの羽根をその胸に当てる。
すると、ガラスケースは消え、追憶の中で二人は再び踊り始める。
懐かしい朱鷺たちも姿を現し在りし日の楽園が広がっていく。それは、今や失われた景色だ。
ジュンはその思い出が詰まった羽根を、次世代を担う学生に託すのだった。
あらすじ読むだけで切なくなってこない?
わたしがごちゃごちゃ説明するより
まずはこれ見て⬇︎
今すぐ‼️

見た?

すごくない?

映像だけでこんだけ美しいのに
これナマで見てみ。
もう圧倒されて言葉も出ない。
終演後もしばらく立てない。
魂抜かれてフラフラで帰ったわ

舞劇とは、バレエや民族舞踊など
様々な舞踊表現を組み合わせ
台詞を使わずにストーリーを展開する
中国発祥の舞台芸術のことだそうです。
とにかくダンサーたちの表現力のクオリティの高さがもうケタ外れ







ヒトって、ここまで鳥になれるの⁉️
ってくらい、ずっと見てるとみんな朱鷺にしか見えなくなってくるの

総勢24名で舞い踊る群舞が圧巻







息をするのも忘れるくらい美しく
ずっと見ていると自然と涙が溢れて…
「清らか」というのはこういうことなんだろうなとしみじみ実感。
そしてこの舞劇の素晴らしいところは
美しいだけではなく
自然破壊への警鐘を込めたメッセージも
織り込んでいるのです。
第二幕では、開発と発展の名の下に破壊された自然のなか、あんなに気高く美しかった朱鷺たちが羽も薄黒く汚れ弱々しく舞っています。
汚染された森の沼のほとりで累々と息絶えた朱鷺の群れ…
悲しく恐ろしい場面でした。
ラストでは時空を超え再会するジエとジュンがほんとうに切なくて美しくて…
「感動」などという言葉では足りないほど
心が震えて泣かずにはいられませんでした。
この主役二人がまた美男美女で…
素顔もホラ

衣装も、美術も、音楽も、照明も

とにかく全てが素晴らしい芸術品でした。
あぁ〜〜ファビュラスだったわ〜



もういちど観たいわ〜

完全に魂抜かれてうつろな目で
ロビーに下りると
そこではリピーターチケットなるものが販売されていました。
オーチャードホールでの公演はその日が最後だったのですが
観劇したお客さまに限り9月6日〜9月10日の
国際フォーラムでの公演を
S席8,800円を7,000円で販売します!お席も選べます!
という、素敵な企画…

なにせ魂抜かれてますから。
吸い寄せられるようにフラフラとカウンターに近づき「一枚ください」ともうちょっとで
言いそうでしたが、あいにく予定が合わず
涙をのんで家路につきました





いやぁ〜あれはズルいよ、買っちゃうよね。
実際けっこう買ってるひといたもん笑
舞劇「朱鷺」はこのあと名古屋公演のあと
国フォと大阪まわるようです。
チケットまだあるみたいなので
ご興味のある方足を運ばれてみてはいかがでしょう。圧巻の美しさに涙することまちがいありません


