8月23日(水)
ミュージカル「にんじん」11:30から
新橋演舞場にて観劇してきました。
「にんじん」を38年の時を経て
再び演じるということで
制作発表の時から話題になっていました。
実はわたし
その38年前の初演舞台を観に行ってます

当時高校生だったわたしは ← トシバレル😂
小学生の妹を連れて二人で日生劇場へ
行ったのを覚えています。
なぜ二人だけで行ったのか詳しい経緯は
記憶が曖昧でよく覚えていないのですが…

プログラムに当時のことが
少し書いてあるのですが
“親子で楽しむニッセイ夏休み劇場”と銘打って上演されたようです。
今回も親子で観劇しやすいように
子ども料金が設定されていたり
座席もファミリーエリアが設けられたりして
実際家族連れで来ているお客さまも
多かったのですが
いわゆる「子ども向けミュージカル」とは
また違う、結構重めな内容でびっくり

38年前に観た時の記憶はほぼ無いのですが
なんか凄い「えーーーーっ⁉️」
って衝撃を受けたのだけは覚えてます。
けして「わぁ〜素敵〜


」みたいな




夢のような楽しい観劇ではなかったような…
それがなんだったのか見極めたいという
気持ちもあり、今回観たのですが
あーなるほどー、これかーー

と思い当たる場面がいくつかありました。
にんじんの母親であるルピック夫人(キムラ緑子)が、にんじんに暴言を吐きながら
執拗に叩く場面は久々に『折檻』という言葉を思い出すくらい胸が痛くなりました。
当時の暗い世相や不甲斐ない夫(宇梶剛士)に苛立ち小さなにんじんに辛く当たるルピック夫人。
孤独と絶望に打ちのめされ
何度も自殺をはかるにんじん…
いくらシルエットで演出しているとはいえ
まだ子どものにんじんが
首を吊って命を絶とうとするところを見るのは胸がふさがれる思いでした。
38年前観たとき受けた衝撃は
これだったのか⁉️
どんな理由であれ我が子に暴力をふるい
他のきょうだいと差別したり暴言を吐いたり
もちろんそんな理不尽なこと
許されるはずもありませんが
しかし子育てを経てこの歳になってみると
ルピック夫人の気持ちもわからなくはないなと
かすかに同情というか憐れみの情も湧き
ただの鬼のような母親という目では見れませんでした。
高校生だった38年前にはにんじん側に立って見ていた景色も、今となってはルピック夫人に感情移入してしまう…
これが38年の月日が流れたってことなのかなぁ〜としみじみしてしまいました。
そして忘れちゃならない
元宝塚の真琴つばささん‼️
ルピック家に新しく雇われたお手伝いさんのアネット役で出演されていました。
やはり素晴らしい







声のトーン、立ち姿、表情
もちろん歌声は言わずもがな…
いかんいかん!と思いながら
ついうっとりと見惚れてしまう…
なんなんだあの引力は?
惑わされてはいけない。
やはりヅカはわたしの天敵だ

さて、誰もが疑問に思いながら
ふれてはいけないデリケートゾーン

今年還暦を迎えた
大竹しのぶさんが
14歳の少年役を演じるって
はたしてどうなの⁉️
正直ここがいちばん確認したい点でした笑
ネット上では
『全く違和感なし!』
『少年そのもの!』
『14歳にしか見えない!』
と、絶賛する声が多いようでしたが…
まぁあくまで個人的な感想としては
キビシイ
;´༎ຶਊ ༎ຶ`;
、、、、と、思いました。
役の上とはいえ、大竹しのぶのお兄さんが
中山優馬でお姉さんが秋元才加って

この子は14歳、14歳 、、、
と時々自分に言い聞かせながら観てました笑
でも、それじゃあ大竹しのぶと同年代の女優で誰がこの役できるだろう
って考えると

どうやっても誰も思いつかない!
誰もできない!
やっぱり大竹しのぶってすごい人だなぁって
思いますね
