《多少のネタバレ含みます》
8月4日(金)19時
「プレイヤー」@シアターコクーン
観劇してきました。
【あらすじ】
ある公共劇場のリハーサル室。演劇の稽古が行われている。
演目は『PLAYER』。幽霊の物語だ。死者の言葉が生きた人間の体で再生されるという、死が生を侵食してくる物語。
行方不明の女性、天野真(あまのまこと)が遺体で見つかった。死後も意識として存在することに成功した彼女は、記憶をアクセスポイントとして友人達の口を借りて発言するようになっていく。事件を追っていた刑事・桜井(藤原竜也)を前に、天野を死に導いた環境保護団体代表・時枝(仲村トオル)は、臆面もなく死者との共存が、この物質文明を打開するだろうと語る。カルトとしか思えない時枝の主張に、桜井は次第に飲み込まれていく。
物語は、劇中劇『PLAYER』と稽古場という二つの人間関係を行き来しつつ進行し、次第にその境界が曖昧になってゆく。
彼らはなにを「再生」しているのか。
運良く初日公演に入れました。
お席はM列上手センター寄り。
全体がよく見えて初めて見るには良いお席でした。
2階席まで立ち見がびっしり入ってました。
劇中劇としてストーリーが進んでいき
観ていてこちらも本筋のほうなのか
劇中劇での出来事なのか混沌としてきて
ぐいぐいと引き込まれました。
演劇の稽古中というテイの場面が
ほとんどなのですが
劇中のセリフなのか、本人の言葉なのか?
だんだんわからなくなってきます。
真飛 聖さん演じる演出家・東が
「はいっ!そこまで!休憩にしましょう」
と声をかけるとこちらも
はっ
そっか

これは演劇の稽古中の場面だったんだ



と、我にかえる…
そしてまた稽古が始まると
劇中劇の世界に入り込んでしまい…
その繰り返しでどんどんスパイラルに飲み込まれて行くような不思議な感覚でした。
瀬戸康史くんが主演した
「遠野物語・奇ッ怪 其ノ参」を観たときも
こんな感覚だったなーとぼんやり思ったけど
両方前川知大さんの脚本だものね。
藤原くんはちょっとこういう感じの役は
舞台では珍しいかなと思いました。
普通っぽい感じの役があまりなかったので

途中、仲村トオルさんと対立する場面があるのですが
共演が続きましたね
息もピッタリでした。


そしてそして 、、、
個人的注目株は



長井 短ちゃん!笑
劇団の制作スタッフ百瀬ゆかり役で
頑張ってました!
ちょっとやる気なさそうなスタッフ(適役)

慣れ親しんだ根本さんとの小劇場での
舞台とはまるっきり勝手が違って
大丈夫かなぁと心配しちゃいました。
パンフレットのコメントにも
「今回のように大きな舞台は初めて」
「キャストの皆さんも全員初めましてです」
と、戸惑っている様子が。
でも大きなお世話でした。
一幕ではほとんどセリフも動きもなかったのですが、二幕目は短ちゃんひとりの場面から始まり、
いきなり落語をベラベラと語り始めるという笑
本筋とは関係ないんだけど
いわゆる「つかみ」の部分を任されたような形でちゃんと笑いも取ってたし
「つかみはオッケー
」でした笑

やっぱり上田くんと共演した役者さんは
どうしてもひいき目に見てしまいますね笑
わたしの「死ぬまでに叶えたいこと」のひとつ、
上田竜也と藤原竜也の
W竜也共演!
ここにまた短ちゃんという繋がりができたので
そう遠くない将来に実現することを期待したいです笑
「プレイヤー」あと3公演チケット取れているのですが初日観た限りでは
ラストがもやもやするので次は飲み込まれないように気を確かに持って、スッキリ千秋楽迎えられるようにします笑
終演後ロビーで、藤原くんのファンクラブでチケット購入した方に生写真のプレゼントがありました。
殿様商売のJ事務所見習えや
