京都旅行って、旅行な距離でもないのに大袈裟なタイトルつけちゃいました

何故なら

この度行った平安神宮は『卒展ツアー』なるものだったのでw

解説しましょう。

うちの娘の通っている京都の大学には大学としては珍しく保護者会がありまして。

そして芸大なので、卒業論文ではなく卒業制作をもって過程を修了。

毎年2月には『卒展』が開かれます。

色んな地方からお子様を京都に出してる親御さんに向けて、その卒展と併せてちょっと京都らしいところを観光して、京都らしいものを食べて、教授の解説付きで卒展を見ましょうって企画なのです。

前置きが長くなりましたが、それが今年は平安神宮だったんですね。

ジャーン！

改修中www

見るからに寒そうな宮司さんが、解説しながら案内して下さいます。

（よく聞かれるので先に言いますが寒いですっておっしゃってましたそりゃそーだ）

これがツアーの醍醐味よねー。

個人で散策も十分楽しいし美しいんだけど、解説が付くと百倍良い

先ずは南神苑。

枝垂桜が有名です。

心の目で桜を見てくださいwww

そして西神苑。

平安神宮のお庭は小川治兵衛さんという職人さんが造ったそうですが、もうね、芸術です。

全てを計算尽くした美があります。

この画像赤マルのところに石がせり出してるのわかりますか？

池ではこういう場所結構見かけますよね？

鯉に餌やるところかと思ってましたがw

人は歩いてると自然にこういう場所で立ち止まるんですって。

そして、そこから見る景色が1番美しいようにお庭を造っているそうです。

はい、そこからの景色！

季節が残念ですが、右手奥の暗いところには小さな滝がありました。

それも奥ゆかしい日本人らしい作品なのです。

散策コースは川の流れに逆らって造ってます。

ヒトは川の流れに沿うとついつい早足になりがちだそうで。

それもゆったり歩く工夫なのですって

続きまして中神苑

所々にあるベンチ、これも池の石と同じく景色を最大に楽しむ工夫で、ベンチに座ってみるのが1番のビューポイント

はい。その景色がコレ！

なんと風流！

日本庭園ではサクサク歩かず、ベンチごとに座ってゆったり景色を楽しんで下さい

こちらは臥龍橋（がりゅうきょう）

龍を模してます。

臥龍橋の入り口には大きな松の木があり、腰を少し屈めないと渡れないようになってます。

神道で龍は神の使い。

お辞儀して渡るようにわざと松の木で入り口を低くしてるんですって！

素晴らしい工夫

そして空が綺麗に映るように水嵩はあえて低く。

渡ってる時空を下に見ながら龍の背中に乗ってるように感じられます。

あいにくの曇天でしたが、晴天の時は気持ち良さそう

そして最後は東神苑。

右手が貴賓館、左手が太平閣。

これは赤松。

こんなに捻れた赤松は非常に珍しいそうです。

こちらのお庭の松の木は、1本ずつ専門の職人さんが担当してます。

何年後を見据えて伸ばしたり剪定するので構想は職人さんの中にしかないからですって。

大きな盆栽ですよね

お庭を満喫したあとは本殿にてお祓いを受けます。

本殿は撮影禁止でしたが、本殿周りはOK。

柵越しに撮った本殿。

いや、もうねw

何が何だかですよね

ご一緒した方が撮った写真がこちら。

うまい！！！

鬼門についてのお話がここでありました。

鬼ってどんな感じですか？

ツノが生えててトラのパンツ履いてますよね？

鬼門というのは北東。つまり丑寅の方角。

なので鬼は丑のツノと寅のパンツなんです

よく出来た話ですねー。

そして、鬼門封じは丑寅の反対の方角の申。

なので、平安神宮ではサルの描かれた絵馬を鬼門方向にさげ、鬼門を封じているのだそうです。

鬼門封じの申。マサルさん。

さて。

平安神宮のあとは南禅寺に移動。

「順生」さんで湯豆腐をいただきます。

湯豆腐でおなか足りるのかなーなんて心配してた私を殴ってやりたいぐらいボリューミーなランチでした。

ごちそうさまです。

平安神宮も湯豆腐も卒展も素晴らしいツアーでした。

今から来年の卒展ツアーが楽しみです

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