230 懇願
私の場合両親が80歳手前で他界しました。たぶん私は85歳までは生きられるだろうと考えております。現在83歳、あと2年後には鼓動が止まる計算になります。私の人生は85センチの物差しで考えておりましたが、もう2年先なんていうのはあっと言う間に過ぎてしまいます。人生最後の総仕上げ、悔いのないようにしたいのが今の段階です。出来れば85歳、90歳まで生き延び、ひ孫の誕生そして鼓動を重ね合い、ひ孫まで伝わっているんだと言う実感を感じたいのが一番の願い。最近テレビで結婚をしないとか、あるいは子供を作らないことを自慢げに話す人がおります。私の考え方からすると鼓動を己の代で止める行為、あってはならないことです。私の子ならどんな思いで貴方を育ててきたのか、親の気持ちを考えてほしいと懇願します。子供が出来ない場合はともかくとして、親から引き継いだ鼓動、己の代で止めてしまう。あってはならないことだと、再度書きます。確かに子供がいなければ金もかからず贅沢もできます。しかし年を経て己の鼓動がこの世に引き継がれていないことは、本当に寂しいことではないでしょうか。勤続中は大きな組織のパーツです。そこからが人生の総仕上げ。結婚をすることによって相手の個性やものの考え方など多くを吸収していきます。当然、相手の親からも多くの事を学び吸収していきます。親が2人から4人になったのです。さらに子育てをする中で、多くのことを学びとって行く。人はそうやって、深みのある人間性、広い心の人間性が培われて行きます。