トンボ帰り
今朝10時30分、両親との約束通り、東に薬師寺をのぞむ国立医療センターに到着しました。
病院の玄関先で叔父(父の弟)に迎えられ、両親が待つの脳神経内科外来に向かいました。
父と母は待合の椅子に座っていました。
「けんや(わたしの名前はけん)、病院の中だからマスクをしなさい」と母に言われたので、持参のマスクを付け、父の名前が呼ばれるのを4人で待ちました。
「海馬の収縮が進んでいます。これから家の中のトイレの場所が分からなくなったり、冷蔵庫に靴を入れたり、自分の居場所が分からなくなったりするような症状が出てくる可能性があります。
そのような症状は突然来ます。ブレーキとアクセルが突然分からなくなることもあるかも知れないので、車の運転はされない方が良い思います。」
昨年と今回のMRI画像を比較しながら、医師は父とわたしたちに説明しました。
午後からは、変形性膝関節症の痛みに苦しむ母を連れ、叔父とともに、地元で評判の良いペインクリニックを初診として受診しました。
最近2年くらいの母は、両膝の痛みのため歩くことが辛く、数段の階段でも這いつくばっ登らなければならないほどの状況で、普段の買い物や近場の移動は父の車の運転に頼っています。
「年齢的に手術はギリギリですが可能だと思います。手術をすれば術後20年くらいは新しい膝はもちます。手術をするかしないか、当院に2〜3ヶ月通われて判断されたらどうでしょう?」
1週間ごとの患部へのヒアルロン酸注射、漢方投薬、体重の減量、変形性膝関節症のための運動、及び膝に負担をかけない生活を複合的に行い改善がなければ手術を検討したらどうかと医師は提案してくれました。
明快な方針でした。手術をした場合、最低1ヶ月は入院しなければならないそうです。
帰宅後、叔父とともにわたしは免許証返納についての説得を父に試みましたが、父自身は「ワシほど車の運転が完璧な者はいない。何故免許証を返納しなければいけないのか・・・」と、午前の先生の説明を自分のこととして理解していない様子で・・・とりあえず本日の免許証返納は先送りとなりました。
母については、クリニックの先生がおっしゃる様、2〜3ヶ月、通って様子を見ることにしました。
夕方、京都方面に住む叔父の車に乗せてもらい、奈良の実家を後にしました。
今、トンボ帰りののぞみに乗っています。