みかん と 瓢箪 | 56歳人生5社目の再就職 放浪記(旧Tokyo単身赴任放浪記)

みかん と 瓢箪

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家から西馬込駅に向かう途中、みかんの木があります。

この木を見るたびに、

そういえば奈良の親父、無趣味だけど、家の庭でみかんを大切に育ててることを思います。



むかし、わたしが小学生の時、家の前の空き地に瓢箪が生えていて、ちょうど野球ボールほどの大きさの瓢箪の実がいっぱいぶら下がっていました。


それを見つけた近所に住む同級生とわたし、家からバットを持ち出して、引きちぎっては、投げて打ち、引きちぎっては、投げて打ち、を繰り返し、

ほとんどの瓢箪の実を粉々にしてしまいました。


あー楽しかった。


と思って、その晩、親父が・・・


「あれ、お前たちがやったのか?」


「うん!」


親父は悲しい顔して、


「あれ、ワシが育てとってん・・・」



それ以上親父は何も言いませんでした。




生き残った瓢箪はそのあと親父が丁寧に磨き、着色したりして、今でも実家に飾ってあります。



この正月は、親父の顔見に、奈良にも帰ろうと思います。