ブッフェ | ぽんこつ日記

ブッフェ

昨日、海の日の休日。

僕はニョーボと、近所に最近出来たブッフェスタイルのレストランに

出かけた。


入店は11時30分くらい。

お昼にはまだ早いが、休日で、隣接する玉川高島屋はセールの最終日。

すでに満席に近い、客入りだった。


オトナ1人1450円。ソフトドリンクは別で、210円。

100分の制限つき。


結論から言って、失敗した。


ブッフェスタイルと聞けば、それなりの料理を、それなりの金額で、

それなりの人に提供するのだろうと、無邪気に思っていた。


言い方が違うだけだが、バイキングではないのだ。


だが、そのお店は、ブッフェと言う言葉に無邪気に期待する、

バイキング大好きな客層で溢れていた。

(私もその1人ではある。)


客層は近郊から、高島屋のセールを目当てに来たファミリー層が

圧倒的に多く、父親のボーダーポロシャツ率、バミューダ率高し。


たいていそんな家族には、3割くらいの確立で、非常に公共心を薄く

育ててしまった子供がいる。


奇声を発しつつテーブルをバンバン叩き、床に食べ物をこぼし、

どかどかと不必要にジャンプをしながら周囲を走り回る。

ちょっとくらい小さい頃のえなりかずきに似ているからといって、

許されると思ったら大間違いである。


挙句の果てに僕らのテーブルの斜め前に座っていた女の子は、

多分、母親に、

「食べ放題なんだから、たくさん食べなきゃだめよ。」

と、朝からプレッシャーを掛けられていたのだろう。

詰め込みすぎたのか、テーブルに座ったまま、嘔吐していた。

母親も父親も、店員を呼んで後片付けをしていたが、特に周りの

テーブルに侘びを入れるでもなく、隣のテーブルのカップルは、

何事もなかったように、普通に食事をしていて、その神経も

訳がわからない。


店員は、なぜか、嘔吐した子供の母親に「申し訳ありません」とか

意味なく言っているし、子供はトイレから出てきた後も、普通に

食事に戻っていた。


食事はする気がうせたので、珈琲でも飲もうとドリンクバーへ行くと、

片手に食べ物を山盛りにしたトレー、片手にベビーカーのハンドルを

握り、人ごみの中を強引に突っ切る母親。


僕は、反省した。


「なんだよまったく。こいつらファミレスへ行けよ。」


そう思った自分に。


僕が、間違えて、ファミレスに来てしまったのだ。しかも、かなり客層の

悪いファミレスに。



思うに、ここから微妙にテーマが変わるが、

外食って、安くなりすぎたんじゃないだろうか。


僕が子供の頃は、外食と言えばイベント。

日常的な外食は、近所のラーメン屋くらい。


が、今は、ハンバーグだの寿司だの、本来高級であるはずの食べ物が

安価で食べられる。偽者だけど。


食べるだけなら、大してお金を払わなくていいのだ。


昔と何が違うのかと言えば、ちゃんとした人が作っていないこと。

ちゃんとした人が給仕をしていないこと。

人件費である。


ちゃんとした人がもてなしてくれないお店で、ちゃんとした人は

食事をしない。


この話の前に書いた、居酒屋の店員もそう。

回転寿司チェーンで、不法滞在の外国人が寿司を握っていた話もそう。


ちゃんとした人材は、作る人も運ぶ人も、ちゃんとしたお店でしか

育たないから、これからますます、飲食業界は二極化するだろう。


いいものを、いいサービスで食べたければ、いいお店に行くしかない。


同じように一流のコックや、一流のギャルソンになりたければ、ファミレスの

バイトから始めちゃだめだ。