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何人かの読者様より、瀬底HGVにアップグレードした理由を書いてほしいとリクエストをいただきました。

 

私の考え方は「HGVポイントと会員特典をヒルトン系ホテルで活用する」ことなので、オーナーの中でも少数派で、HGVをクラブポイントとして利用される方のご参考にはならないと思いますが、どうぞご承知おきください。

 

こんな考え方をしている人もいるんだなと、ご参考程度に留めていただけたら幸いです。


 

 
 
HHonorsとHGVC歴

 

独身時代から仕事でホテルを利用することが多く、ヒルトンの利用もそのころからでした。

ヒルトンはファミリーに優しいと感じ、子供が少し大きくなってからHHonorsに入りました。

 

2009年 HHonors入会(三井住友VISAカードでゴールド会員)
2011年 HGVラスベガス購入 隔年
2012年 HHonorsダイヤモンド会員、現在に至る
2016年 ホクラニ アップグレード 隔年

2021年 瀬底 アップグレード 毎年

 

HGVの王道の使い方は、ハワイやアメリカ本土のHGV施設をHGVポイントで利用すること、これに尽きると思います。
 
隔年ラスベガス程度の管理費負担なら、付属のHHonorsに関するメリットだけでも悪くないんじゃないかなと思い、気軽な気持ちで購入しました。
 
 
 
円高と円安のラスベガス時代と暗黒のホクラニ時代

 

ラスベガス保有時代は、円高でスタートしたものの急激な円安で為替の怖さを体験しました。

 
ラスベガスは不動産価値がハワイより劣ることも耳にし、あまりよく考えずに営業さんの言うままにホクラニへアップグレード。
 
あとでリセール価格を調べたら手放したラスベガス以下だったという結果に唖然。。
 
また、年々値上がりするホクラニの管理費で、HGVポイントのHHonorsポイント移行はかなり割高になっており、どう考えてもここまで管理費を払うメリットがなく、ラスベガスのままでよかったと後悔しました。
 
しかしながらこの時、他物件に変更できないグランドアイランダーへアップグレードしなかったことは、我が家にとっては不幸中の幸いでした。
 
そしてついに維持費が19万円近くになった2018年末、マイナスでもいいから処分したいと思うようになりました。
 
毎年、年末に向かっての為替レートが気になるのもとても嫌で、HGVが重荷にしか感じなくなっていたのもこの頃です。
 
*HGVクラブポイントとしてハワイやアメリカ本土の物件を利用するのであれば、この限りではないと思います。
 
 
 
10年間の経費比較表

 

ここで10年間に支払った経費の比較表を貼付します。
 
私は物件購入費用はHGV会員権利を得るための会員権購入費、管理費など毎年かかる維持費はHHonorsポイントを購入することと同等の費用と考えています。
 
そして、HGVは子供の希望でいずれ相続するので、子供のためにも物件購入費用より長期にわたっての維持費を重視しています。
 
以下の表は、10年間の経費を抜粋したものです。
 
 
 
 
瀬底に決めたポイント
 
リセール会社に連絡しようと決めた直後にコロナ禍へ。
 
リセール市場の値下げ幅は目も当てられず、マイナス処分を覚悟でも酷すぎる状況でした。
 
今にしてみればそれが幸いだったかもしれません。
もう少し様子を見ようと思い、小田原や瀬底の存在を考えるようになりました。
 
とてもご親切な小田原オーナー様よりお話をお伺いすることもでき、これは一度説明会で話を聞いてみようと思い、ヒルトン瀬底でお話を伺いました。
 
結果、瀬底に追加費用を払ってアップグレードしたわけですが、ホクラニをマイナス処分せずに生かした上で、以下のとおり我が家の考えにあった使い方ができるようになりました。
 
◆ ヒルトンクラブのメリット(HHonors移行倍率が50倍)を使い、ホクラニより低い管理費でHHonorsポイントが倍以上になった。
→ 2倍キャンペーンでホテルポイントを購入するより割安にポイントが手に入る計算。
   ハワイの一部PHも50倍ですが、そもそも管理費や購入費用がハイレベルで問題外。
   HHonors移行手数料の値上がり率は非常に高い傾向にあるので、この点は要注視事項。
 
◆ HGVポイントが使えなくても、ポイント価値を落とさずホテルのポイントとして使えるのはリスクヘッジになる。
 
◆ 為替リスクを気にしなくてよい
 (年会費はHGV側で円レートへ、移行手数料は米ドル決済)
 
◆ 円高で購入したラスベガスの価格を含めたホクラニの下取りは、円安によって評価額が上がり為替差益を生んだ。
 
◆ 小田原のオーナー様より、小田原の管理費は今のところ横ばい、固定資産税も日本は安いと教えていただき、実際、昨年と今年の差はなかった。(小田原も瀬底も森トラスト)
→ 今後どうなるかはわかりません。
 
◆ アップグレード手続きと共に、子供達を無料でHGV会員に登記できた。
 
◆ 日本の不動産なので、相続の手続きがわかりやすい。
  他の点でも相続やHHonorsのメリットあり。
 
◆ リセールバリューはホクラニより瀬底が上だろう(あくまでも楽観的希望)
 

 

 

 

瀬底へアップグレードして気づいたこと、後悔したこと
 
◆ 購入費用の手数料部分が非常に高い
→ 物件費10%の消費税、司法書士費用など、かなり高額だった。
   下取りに出す場合、支払った消費税部分は物件価格に含まれないでしょう。。
 
◆ 隔年、毎年、ゴールド、プラチナ、1週間、3泊、4泊など、全ての価格表を確認すればよかった。
→ 営業さんが「これがぴったりです」と持ってきてくれるものしか見なかった。
 
◆ 「最低アップグレード金額」はグレー価格か?
  ホクラニへの最低アップグレード金額:100万円、今回は150万円と言われた。
  また、同じ瀬底へのアップグレードでも100万円とか120万円と言われた人もいる。
  いずれにしても最低ラインは100万円+諸税・手数料と思われる。
 
 
 
 
最後に
 
どこまで書いたらよいか悩む部分が多くありましたが、読者様からリクエストをいただいたので、思い切って書いてみました。
 
一時期は重荷としか感じなかったHGVですが、今はホテルステイメインでもHGV無しはあり得ない存在になっています(笑)
 
はじめに書きましたとおり、HGV王道の使い方は、やはりHGV施設をクラブポイントで使うことだと思います。
 
実は20代の頃は年に3回はハワイに行っていたほど、夫婦そろってハワイが大好きです。
 
結婚後、家庭の事情でハワイや遠い国には行けなくなり、近場のホテル目的の使い方になりました。
 
いつになるかわかりませんが、許される時が来たらHGVのポイントを使って、主人と子供、孫たちとにぎやかに、若かりし頃の思い出の地ハワイに行くことが、ささやかですが今の夢です。
 
小さな手をしっかりつないで海外旅行をした子供たちはすっかり大人になって、同じく旅好きに育ってくれました。
 
親から子供へ、子供から孫へ、旅&ヒルトン好き遺伝子とともにHGVも受け継いでもらえたら嬉しいです。
 
 
 
ご要望に添えた内容になったかどうか不安ですが、瀬底にアップグレードした理由、以上で終わりにします。

 

長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

 

*ご感想、ご意見などはメッセージにてお受けします。

 

 

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