五感をフルに楽しませてくれる日本料理♪

 

「秋茄子は嫁に食わすな」って、姑の意地悪ではなくて

思いやりだったのですね~ラブラブ

 

薬味1つ1つに意味がある....

実に奥が深いです。。。おねがい

 

 

  

 

「身体をいたわるように…」と受け継がれてきた日本の食文化

  

 「薬の味」と書いて「薬味」ですが、薬味にもちゃんと意味があります。

 

 例えば、「秋茄子は嫁に食わすな」という昔からの言葉がありますが、

これは姑の意地悪ではありません。茄子には身体を冷やす作用があり、下半身を

冷やしてしまうことから、とくに出産を控えているお嫁さんに対しての“思いやり

の言葉”なのです。焼き茄子にはかならずおろし生姜を添えますが、身体を冷やす

ものと、体温を上げる生姜を一緒に頂くことで、調和を保つという効果があります。


 薬味には、ほかにもいろいろありますが、例えば、お蕎麦の蕎麦粉も身体を冷やす

食材のひとつ。なので、温かいお蕎麦には、一味、七味、陳皮(みかんなどの皮)

などが、冷たいお蕎麦にはおろし生姜や山葵(わさび)が添えられています。

 

 つまり、先人たちが「身体を冷やす物を食べるときは、身体を温める物と一緒に

食べて調和を保ちなさい」と、私たちに伝えてくれているというわけです。

 

 これからも私たちの子孫に伝えていきたい日本の大切な食文化のひとつです。

 

出典:『フランスで大人気の日本料理教室』 梛木春幸著、2020.9.1 三才ブックス 

 

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=c860XQSYkXo

 

https://www.youtube.com/watch?v=Jcn6Y13evF8