昨夜、携帯が鳴り、「母」の文字が目に入った。
一瞬でなんとも言えない嫌な気分になり構える
出るか出ないか躊躇うが、出るのも嫌だし出ないのも嫌だし。
えいや〜‼️と出ることにした。
どんな声でどんなテンションで言葉を発したらいいか分からない。
重症だと思う。
いつものごとく、母の暗く私をなじる言葉。
「ちっとも電話してこないのね‼️」
( はあ? こういうのを聞かされるのが分かってるからかけたくないんだよ‼️)
「 お父さんが死んでからどうしてそんなに冷たくなったの⁉️」
(そもそも、父が生きていたころから、私はあなたに電話することなんてほとんどなかったし。父や弟の悪口を聞かされるのに辟易していたから。何も変わってないんですけど)
「 娘として本当に冷たいわ。いい‼️もうあきらめたから」
(あなたが私たちにしたことが返ってきているだけでしょう。私たちはとっくの昔にあなたをあきらめました)
「これが最後の電話にするわ‼️こっちにも考えがあるからね‼️」
(本当に最後の電話にしてほしい。何度もその言葉聞いてますから。こっちにも考えがあるって、どうせ遺産、お金のことでしょ⁉️どーでもいいわ)
ぜーんぶ、私が飲み込んだ言葉。
そして、私はブチっと電話を切った。
母はこういうことしか言えない。
私が子供だった頃の父や私たちへの言葉もこんなだった。なじる言葉の数々。
世間には一生懸命いい顔をして、家族にはぞんざいでワガママで甘えていた。
昔、母が怒って言った。
「 娘なんだから、お母さん大丈夫?手伝おうか?くらいのこと言えないのか⁉️」
私は呆れた。
その言葉をそっくりそのまま返してやるよ!
「 母親のくせに、娘に、大丈夫?とかありがとうね、の一言も言えないのか⁉️」って言い返したかった。
ありがとうね、ごめんね、大丈夫? すごいね、
えらいね、かわいいね、上手ね、頑張ったね…
どれ一つ、母の口から聞いたことがない。
ああ〜
やっぱりあのぐちぐち声を聞くと、私の心はドロドロになる。
こんなにドロドロで、冷たくて、愛情のかけらもない関係ならない方がマシだ…
父が恋しい…