ホンネ その3 | あなたがおしえてくれたこと

あなたがおしえてくれたこと

娘が拒食症になりました。恐怖と悲しみの暗闇の中で、少しずつ少しずつ手探りでかすかな光をとらえ始めました。娘の病気を通して分かり始めたワタシの心のこと、主人の心のこと、そして家族のあり方のこと。

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摂食障害に限らず、色々と心の葛藤を持ってしまう人たち。
その程度にも千差万別、そして原因も性格、環境、育ってきた過程、色々なものが複雑に絡み合っていると思います。

でも、人それぞれのいろんな要素が絡まって起こるのだけど、その結果の基本的な心の状態を見てみると、たどり着くのは「自分」のなさ。これが苦しいんだと思います。

子供の頃から誰かのために頑張ってる人たち。それがあんまりにも当たり前で、そうすることがきっと「普通」であるとさえ思って生きてきてしまった人たち。
そして、自分を評価するものは全て外側の評価。誰かの評価を支えに生きている。

もし、そんな風に生きてこなかったら・・・・自分評価が自己完結できて、周りをそれほど気にすることなく生きてこれたなら、それはとっても幸せです。自分の中に拠り所があるということは、とっても強くなれるということです。

でも、そういう自己完結できてる人たちはきっと良い意味で、周囲に対しては鈍感だと思います。

それに比べて、他人の評価を拠り所に生きてきた人たちの、周囲(親だったり、それが高じて世間一般になったり))に対しての意識の高さ、それゆえの色々な努力は決して無駄ではないような気もするのです。
そういう努力は辛いしものすごく苦しみを生むけど、でもある意味、その人をちょっと魅力的にするような気もします。それは少し不安定で、危なっかしい魅力だと思いますが・・・そんな気がします。

心の葛藤を乗り越えてきた人たちが、人間的にとっても「素敵な人」になる・・・という事をよく言いますよね。それはとってもわかります。それは辛い葛藤を乗り越えてきたゆえの魅力であると共に、もともと周囲に対する敏感な感性や、育った過程で培われた努力ゆえの魅力を兼ね備えて、その上で心が安定し、「自分」を持つことができるからなのでは・・・・と。

そういった意味で、こういう葛藤を乗り越えるって、乗り越える必要が無かった人以上の成長を遂げるチャンスなのかな。

できれば、それほどステキでも素晴らしくなくてもいいから、平平凡凡と幸せな苦しみのない人生を娘には送ってほしかった。
でも苦しんでしまった以上は、娘がそういう変化を遂げるチャンスなのかな・・・・と考えようと思います。

ははは・・・・とっても身勝手なホンネでした。