旅立ちは突然に
今回の旅の始まりは、子供と一緒に参加していた「ポケモンスタンプラリー」でした。
主に首都圏の36駅を巡るわけですが、
その中に新幹線コースなるものがあり、
指定の新幹線の駅でスタンプを押すと、
記念のメダルがもらえるというもの。
都区内パスや休日おでかけパスといったものより、
しっかりお金を使わせてやろうというJR東日本の策略にまんまと乗せられているわけですが、
子供を連れて新幹線に乗りに行くにはちと大変、
というけで私が仕事と称して家を出つつ、
都内から一番近い長野に照準をあわせ、
前日にバタバタと計画を立てていざ出発。
大宮から自由席の北陸新幹線はくたかへ飛び乗ることにしました。
お盆休みの入り口ということもあり、自由席は大混雑。
こんなこともあろうかと軽井沢まで30分程度立って、
あとはしなの鉄道線でのんびり鉄道旅と決め込んでいました。
ところが、思いがけず席が空き、座ることができました。
「このまま長野まで行ってしまおうか…?」と急遽予定を変更。
快適なシートに身を任せ、そのまま長野へ。
長野駅で味わう「伝説の立ち食いそば」
長野駅に到着し、まずは13・14番線ホームにある「新幹線そば店」。
元いすみ鉄道社長の鳥塚亮氏がブログで紹介されていた、あの名物駅そばです。
中休みのタイミングを少し待って暖簾をくぐります。
出汁の効いたツユにサクサクのかき揚げが絡み、
短時間で手繰れる絶妙な味わい。
新幹線ホームで味わうこの一杯は、
まさに鉄道旅の醍醐味でした。
目的のスタンプをしっかりと押して、ミッションクリア。
軽井沢までの切符を精算していざひとり旅へ。
行きは元ロマンスカーで小布施へ!
お腹を満たした後は長野電鉄に乗り換え、
栗の街・小布施を目指します。
一度行ってみたかったのがこの小布施。
コンパクトに街歩きが出来るのが魅力とのこと。
行きの列車は、元・小田急ロマンスカーの1000形「特急ゆけむり」です。憧れの車両に乗って信州の風景を眺める、贅沢な移動時間となりました。
ほかにもまた日比谷線やら東急の往年の名車も。
長野電鉄長野駅は地下駅なのもあって雰囲気もありますね。
小布施レンタサイクル&岩松院
小布施駅に到着したものの、周遊バスがちょうどいいダイヤのものがなく、
急遽レンタサイクルを借りることに。
この日の小布施は36℃。
とはいえ、都内と違って空も広く、
暑いながらも風を切ると心地よさも。
ゆっくりと漕ぐこと10数分、
葛飾北斎の天井画で有名な「岩松院」へ。
本堂の凛とした空気の中で見上げる「八方睨み鳳凰図」は、
圧倒されるほどの迫力と色彩。
自転車で汗をかいてでも見に来た甲斐がありました。
お寺の方がしっかりと解説してくださり、
しっかりと学ばせていただきました。
こういうのはきちんと聞くと違うもんです。
他にも小林一茶ゆかりの蛙合戦の池や、
戦国武将・福島正則の霊廟など歴史を存分に感じて岩松院を後にしました。
小林一茶ゆかりのカエルの置き物
福島正則の霊廟
小布施まち歩き
駅で自転車を返却し、徒歩で中心街(中町エリア)へ移動。
少しお腹も空いてきたので、「竹風堂 小布施本店」へ立ち寄ることに。
注文したのは「山里定食」です。
ふっくら甘い名物の栗おこわに、
むかごの和え物や山菜、お味噌汁がついた上品なセット。
駅そばの後でも重すぎず、身体に優しく染み渡る最高のチョイスでした。
食後はすぐ近くの「栗庵風味堂」へ。
人気の可愛い「くまさんもなか」をお土産に購入。
帰りは元N'EX
帰りの長野電鉄は、元・JR成田エクスプレスの2100形「特急スノーモンキー」に乗車。
かつて都心と空港を結んでいた車両でゆったりと長野駅まで戻りました。
しかし、特急料金自由席で100円は安い。
長野駅からは予定通り、北陸新幹線「はくたか566号」に乗車して帰宅の途へ。
子供のスタンプラリーから始まり、
ノープランで自由席新幹線に乗り込んだ、
思いつきの旅でしたが、駅そば、歴史、ご当地グルメ、
そして長電の2大名車へのハシゴ乗車と、
これ以上ないほど充実した一日になりました。
それなりのお金はかかったものの、新幹線を往復で使うと行動範囲は広がりますね。
いつもこんな贅沢できませんが、たまには。
恐懼謹言。













