ついにわたくしも、来年は『カーン夫人会』に入会となる。
 
 
 
 
 
『カーン夫人会』は、世界中に仲間を持つ巨大組織です。
ある素晴らしい年齢にならぬとその資格を得ることは出来ません。
 
 
 
 
『カーン夫人会』は、本人の意志、意見、すっとぼけ、拒否権は、すべて無視され、トコロテン方式で強制入会となります。
 
 
夫人になる前の五年ほどは、『アラーカーン』と呼ばれ、
 
その時が来れば、『アラー』は取れ、『カーン夫人』となる。
 
 
 
 
 
所謂、
 
出世魚的な・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アラーカーン改め、
ミセスカーン
 
 
 
 
 
蒙古の怪人キラー・カーン氏とは今のところ関係がありません。
 
 
 
 
 
そんな素敵な年が近づいて来ますと、発酵とかそういうことに興味がわいてくるものなんです。
 
 
そこで、先週発酵教室に出かけてみました。
 
 
 
 
日本の発酵調味料『醤ひしお』を作ります。
 
入れ物の上に乗っているものは、大豆と大麦の醤(ひしお)用の糀です。
 
 
 
これを残りの材料も全部入れてまぜませします。
 
 
 
しばらく混ぜた後の状態。
 
 
 
糀がまだ下に沈んでいます。
 
 
 
これは、教室で三年ほど前に作った醤(ひしお)。
 
 
 
これは五年ほど前の醤(ひしお)。
 
 
どちらも味見をさせていただきましたが、この複雑な旨味をどんな料理に使おうかと想像を掻き立てられる深みのある味でした。
 
 
一通り講義が終わった後に、醤(ひしお)を使ったお料理を試食します。
 
 
あら、なんて素敵な試食。
 
 
最初は、甘酒、マスカット、ペパーミント、醤(ひしお)をミキサーにかけ作った飲み物。
とても美味しいです。
 
 
 
 
次は、烏賊、ゴロ、醤(ひしお)で作った塩辛。
日本酒お願いしまーす!
 
 
 
 
そして、アボカド、鮪、オリーブオイル、レモン、胡椒、醤(ひしお)を混ぜたポキ。
マスター、ワイルア・ウィート一杯!
 
 
 
これは醤(ひしお)で作った麻婆。
紹興酒、ちょうだい!
 
 
 
ほうれん草、ごま油、醤(ひしお)の和え物。
女将さん、ぽんしゅ、おかわり!
 
 
 
次は、鱸(すずき)に塩をして20分ほど置き、出たドリップをふき取り、醤(ひしお)に二日ほど漬け込んだものを焼いた焼き魚。付け合わせは梅びしお。
 
この梅びしおは、種を取った梅干しを叩いて醤(ひしお)と合わせたもの。
大将、熱燗二合徳利で!
 
 
という感じで、
 
試食タイムは、
 
 
あっという間に終わりました。しかも・・
 
 
お酒は一滴も飲まず!
 
どういうこと?
 
 
 
 
こんな美味しいおつまみ、
誰か作って欲しい。(←誰か・・)
 
 
 
家に持ち帰った醤(ひしお)は、一週間ほど毎日混ぜてその後は食べられるということですが、自宅では混ぜた後の手についた醤(ひしお)を、ペロリと舐めています。美味しいですね。
 
 
次は、他の発酵食品も作ってみたいです。
 
 
 
 
 
蒙古の怪人キラー・カーン自伝(仮)[キラー・カーン]
キラー・カーン、本当は新潟出身の小沢正志さん、モンゴル人ではなかったのね