こんにちは。24歳のじゃきです。
24歳をちょーっと嫌な年齢に感じてしまうのはインターネットミームのせいなんだろうなぁ、等とぼんやり考えています。
今回は2年前参加させていただいたアドベントカレンダー企画の2023年版です。練習という名目の記事を幾つか書いてきましたからね。
……さて練習してきたとは言ったものの。
なんとなくお察しの方はお察しだったかもしれませんが、ここ数日までひたすら病んでいました。
Xで投稿をするのすらキツくて働いて布団に帰ってぐったりみたいな、そんな感じ。
希死念慮にひたすら悩まされて、震える手で好きなアーティストの楽曲を聴いて──
いやお前そのアーティストのライブ1週間前に行って「希死念慮に効く」って言ってたやんけ。
──というわけでDUSTCELLのライブ感想ブログです。
他にこれと言ったイベントが無い生活だからフォロワーが分かりやすい話題じゃなくて申し訳。
DUSTCELLとは
私が数年前から生きる原動力にしているアーティスト。
ざっくりと説明すると歌う方(EMAさん)と曲を作ってライブ中に音鳴らす方(Misumiさん)の2人ユニット。YOASOBIとかを想像して貰うのが早いかな?って感じです。
ただ歌詞は曲によって2人のどちらか(稀に両方)が作詞しているため、EMAさんとMisumiさんの歌詞とで表現の違いを楽しめるのもポイント。
楽曲は疾走感ある物からバラード、時には宗教感のあるメロディまで様々。ボーカルのEMAさんの透き通るような高音が特徴です。
歌詞は闇、苦しみを抱えている物が多く、ただその中に微かな救いを思わせる歌詞が忍ばせてあり、生きづらさを感じる現代人に深く突き刺さります。だからファンにメンヘラ多い
顔出しを行っていない為、ライブはステージいっぱいのスクリーンが演者の前に立てられます。
そこでは普段YouTubeに投稿しているMVやオリジナルのMVが流れ、ライブへの没入感を高めてくれます。
今回は東京大阪の2公演で、私は大阪の方に参加しました。
土曜日ということもあってかチケットは完売、入場後は人が入り切ってない旨のアナウンスがあったりと大盛況で、ファンからすると嬉しいことこの上ないですね。
かなりいい場所
というわけで感想フェイズ──もとい布教フェイズです。
私は音楽知識には明るくない&歌詞推しキャラ概念妄想オタクなので主に歌詞に関する話をします。対よろ。
好きな歌詞の1フレーズと楽曲のYouTubeリンクを載せておくので、気になった方は是非聴いてみてください。
──ただ自分の好きな物が万人受けするタイプではない、というのはゲームCaligulaよろしく他コンテンツで身に染みる程理解しているので、
『じゃき……今日も何かに狂ってるな……』
みたいなテンションで見て貰う位で丁度いいと思います。でも1曲だけでも聴いてもらえると嬉しいな
今回のセトリはこちら。
退場時に貰えるポストカード直撮りネキ
ここから全部……と言いたい所ですが長くなりそうなので、出来るだけ、出来る限り。楽曲を抜粋して感想を述べていきたいなぁと思っています。
MCは爪痕残したい系オタクが苦手推しの言葉を一語一句逃さず聞いてるだけなのであまり触れません。
今回のライブタイトルは『DAWN』
私は英語よわよわなのでライブの記事を見る迄知りませんでしたが、『夜明け』という意味らしいです。
ずっと暗い部分を歩いてきたDUSTCELLの道筋に光がさしたようなタイトルにオタクはにっこり。
それでは始めていきましょう。
M-1 CULT
くだらない戯言に頭が割れそうだ
人の声 耐えられず 吐き出しそうだ今日も
初手で始まりの曲持ってくるの夜明けがすぎるだろ。
激熱ライブを確信しました。
サビで跳びながら歌詞中の『ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる回る』を叫びながら緑のペンラ回すのが最高に楽しいんですよね……
大丈夫大丈夫、と4年前からずっと繰り返し口ずさんでいます。出会ってくれてありがとう
M-2 アネモネ
不条理な人生だって少しは笑いたいのさ
こんな救えもしないまま月は溶ける
M-3 PAIN
体が乾いて倒れたって
悲しいくらいに汚れた手で
吐き気がするくらい真っ白な君に触れてみたい
跳びまくって疲弊した足を休ませるバラード。
初期の頃のEMAさんはライブだと初手の高音がなかなか出なく、それを観ていたオタクからするとサビの高音がメインであるPAINを高らかに歌い上げる姿にそれだけで涙。
夏の情景の中、縋るような歌詞とMVの美しすぎる一枚絵。個人的には2番の『完璧な作り笑い』が好きです
M-4 FRAGILE
ここに来て満を持しての新曲登場。
私の人生で好きな熟語は『有給』『賞与』『新曲』です。つまり最高ってことね
スクリーン上に映し出された歌詞を噛み砕いて、サビの中で『何○年経てば見つかるかな(うろ覚え)』というフレーズが度々使われてる……フリ○レンを彷彿とさせるなぁと思っていたのですが、MCの際に『作品名は言えないけど、2人が好きなとある作品をイメージして作りました』と話していたのでこれはフリ○レンだなってなりました。
私はその作品をネットの知識でしか知らないので、作品を読んでる方は楽曲が公開されたら是非聴いてみてください。フリ○レンじゃ無かったらア○ラが自害します(それしか知らん)
M-5 漂泊者
海沿いを手を取り歩いたこと
脊髄の奥まで震えたこと
目蓋裏に仕舞っとくよ
いつしか宝石になるように
3番目に好きな曲来た。嬉しい。
何度かライブで披露されてようやく公開されたMVなのでかなり思い入れがあり、ライブで聴く度に胸が熱くなります。
DUSTCELLは『君』に向けた曲が上手くて私自身その系統の曲を好んでるな〜って自覚があります。
漂泊者は『離れてしまった君』に向けた曲だと個人的には解釈していて、上記のフレーズが堪らなく好きなんですよね。
失恋して元気が欲しい人とか対人関係の苦しみ掘り起こしてメンタル病んでる時の人(私か?)とかにオススメ。
M-6 Void
掃き溜めのような生涯の全てを
あなたと笑いたくて
このフレーズに好きが詰まっている。好きすぎて『結婚式の入場曲やろこんなん……』って一生言ってるオタクが居ます。
生きづらい、苦しい、君の声が聞きたい。カプ厨の妄想が捗るタイプの曲です。
DUSTCELLは作品をモチーフにした楽曲も上手くて、これは地獄楽という作品をモチーフにしたと明言されています。ファンの方は是非。
M-9 albino
呆れるほどにただひたすら 普通に憧れてる
過去を忘れられたら 神様にいつだって願っている
これを初手アカペラアレンジしてくるのやばぁ……(ブログなのに語彙力消失)
不出来な自分故の劣等感と君がいればそれでいい、何もいらないという切実な想いがひたすら詰められてます。
最後の問『だけ』は○がもらえますようにという不安を感じさせる歌詞、だけどそこがいい。
M-11 可笑しな生き物
新曲です。嬉しい。
今回公開された新曲の中で私が一番好きな曲です、何故かと言うとサビの中で君に溶けたい(意訳)、と言ったフレーズがあるんですよね。
どうしようも無くて君に溶けてしまいたいという、仮にも綺麗では無い感情を綺麗なメロディで仕上げることが出来るのはDUSTCELLの魅力です。
そしてEMAさんが過去最高音を出しました、これには鳥肌。MVが楽しみすぎる一曲です。
M-12 火焔
くだらない思考回路 全部燃やしちまえよ
溶けろ 後悔 劣情
大切だったもんも灰に変えて
埋もれたまま世界を笑ってやる
私が初めて現地参戦したライブの一発目の楽曲。
しかも初の声出しでの火焔。アツいアツすぎる。
底辺から笑って生きてやる、後ろ向きなようでヤケになっているようで、それでいて決意を感じさせるこの曲はファン一同の心に火をつけてくれます。
アネモネ同様、DUSTCELLスターターセットに入りそうな楽曲なのでオススメ。
M-14 DERO
全ての視線を奪い笑え “DERO”
ライブでほんっっっとうに映える曲。
会場一体となって『DERO』と叫んでる時は全ての感情がどっか行くので最高。
MV等では過去から反抗心が生じたかのように吐き捨てるような歌い方なので、ライブでの周りを扇動するようなコールと併せると1曲で2度美味しい。
それとDUSTCELLの音楽では時折EMAさんの笑い声が入るのですが、DEROのラストの笑い声が全曲の中で一番好きかもしれない。
M-17 独白
どうか どうか どうか 其処で
強く 強く 今を生きて
こちらもDEROとは別の意味でライブ映えする楽曲。
過去にはアンコール後に歌われる事も多くあり、上記のフレーズを歌い上げた後にEMAさんが『お前ら生きろーーー!!』と叫ぶアドリブに涙してきました。
今回は曲順もあってかアドリブは無かったのですが、距離が近いことで前傾姿勢になりながら必死に歌声を届けるEMAさんが見れたので私は本当に満足です。
もがき苦しみながら最期の時には笑えるように、そんな生きる勇気をくれる歌です。
M-18 命の行方
命はまだ叫びたがってる
明日を待っている
遠くへと どこまでも
連れ去ってくれ 夜明けが見えるまで
HALのCMに起用されているのでおそらくDUSTCELLの楽曲の中で一番有名な曲。
DUSTCELLの2人の弱さとそれでも強くなりたいという意思をこれでもかと言うほど詰め込んでます。当たり前ですがスターターセットです。
MVが本当にオシャレなのでCMで聴いたことある人も視聴しましょう。
M-19 過去の蜃気楼
どんな空虚な言葉だって
勝手に価値をつけ、分かったかのように語る奴
ある意味救われた
神曲(命の行方)から神曲への繋ぎはえぐいて。
最新アルバムの大人気ソングが満を持して登場。
2人にとって大切な曲と明言されており、2人で作詞をしています。Aメロ等でEMAさんの心の内をさらけ出し、ラスサビでMisumiさんが高く明るい方へ。
DUSTCELLは夏の曲が多いのですが、過去の蜃気楼は快晴の中立ち止まり空を見上げる情景が思い浮かんできます。
そこから何を感じるかは私達次第。載せているフレーズは私が最も好きな箇所で、創作される方などに聴いて欲しいなぁと密かに思っております。
M-21 優しい人でありたい
アンコール前ラストにて新曲です、そしてタイトル回収です。
前回のライブのMCの際にEMAさんが話していた内容をMisumiさんが曲にしたと話していました。
ただひたすらに願いと優しさが詰まった歌詞。
『君が傷つく時には温かい毛布で包むよ(違ってたら申し訳)』という歌詞、これを作詞した人を優しい人と呼ばずして何と呼ぶのか。
私達もこうなりたい、この気持ちを普段大切な誰かにきちんと向けてあげられているだろうか。そんなことを考えさせられます。
そしてこの気持ちをきっと私達ファンにも向けてくれているDUSTCELLに最大限の感謝を。
涙ぐみながらアンコールに入ります。
M-22 フラッシュバック
いつかのフラッシュバック 脳裏奪う 空が青すぎて
ぬるい水に浸かってるだけじゃ 退屈でたまらない
待ち望んでいた最新曲がここで登場。めざまし8のEDに起用されていたそうなので人によっては知ってるかも。私はその時間起きないので知りません
こちらも夏の情景を思い起こさせる歌詞、以前のような苦しみを持ちながらも鮮やかに駆け抜けて行く姿にDUSTCELLの変化を感じます。
今の姿も昔の姿も好きでいれる、というのは有難いことだなとウィなんちゃらを見てると思うのです。
過去の蜃気楼辺りから高く遠い場所へ向かいたい、と意思表示をしているDUSTCELLにこれからもついて行きたいですね。
M-23 STIGMA
書く 目を逸らさずに
嘘しかつけない身体に用はなくて
難儀な言葉は捨て ただ書くんだ
僕の生きた証を、今
DUSTCELLの2作目、EMAさん作詞の彼女にとって本当の本当に大切な曲。
前回のライブでもラストを飾り、ペンライトで赤く染まった会場と観客の声援で、初期から何度も会場を湧かせてきた楽曲です。
歌が大好きな彼女、今まで様々な事があって苦しんで。それでもラスサビ前の『けど、其処には唄がありました』という言葉が彼女の今の全てで。
そして私達ファンに何度も『此処にいるよ』と叫んでくれて(ライブの度に叫んでくれます)、いやほんと好き限界オタク出てきた……
きっとそのフレーズは後の歌詞を考えるとMisumiさんに向けたものなのかなぁ、とは思いますが今此処にいてくれるだけで、歌を歌ってくれるだけで私はその夜悪夢にうなされずに済むのです。
というわけで感想戦終了です、次のライブの情報が無くてへにょへにょしてますがそれはもう仕方ないので続報を待ちます。
蜜蜂
君に出会って 赦され
間違っていたいよ
抱きしめあって
声に浸った感触は確か?
オシャレ過ぎるメロディ+君に対する楽曲+正しいと思っていない関係性+圧倒的情緒不安定な歌詞+可愛い絵柄でありながらどこか狂気を感じさせるMV……完璧か?
蜜蜂はDUSTCELLが主題歌を務めたドラマ『明日、私は誰かのカノジョ』の候補曲として作られた楽曲であり、作品同様に男性との正しいことばかりではない関係性に翻弄される女性を描いています。
メンヘラ情緒不安定気味な女の子好きなので刺さる刺さる。
『天国行きの電車に乗れずひたすら泣いてた』、メンヘラ以外から出るか?いや出ない(反語)。
他の楽曲同様、暗がりの中の光はあります。ただその光が救いなのかというのは分からないという部分にとてつもなく感情を揺れ動かされます。是非。