4月9日(火)は、4月28日(日)の舞台の稽古でした。

ふと思う……安寧の地はないのか。

毎回、たかが15分程度の一人芝居で、汗をかき、ケツと足と腰が爆破するってなんなんですかね。

なぜ、そうだからって? 俺が望んでいるからですよ!






という話で終わってしまうのですが、語らせていただくと、劇団入って約7年近くが経ちますが、中二病演劇を昔からやっていたわけではなく、チョロチョロ
芝居はやっていました。

中二病演劇は約1年半前にやり始めるわけですが、全然エネルギー量が違うわけです。
何が違うって、毎回、自分のやったことない動きを本番までどうにか作るのです。

・桃太郎は一人殺陣、強い爺声。
・シンデレラは女性、イケメン、ダンス、ハイヒール(この演目はキャパオーバーで崩壊した)
・一寸法師は、空間を使う芝居、女性的動きをちょっと。
・赤ずきんは、飛ぶ跳ねる吠える空間を使う芝居声の使い分け! 一番死ぬ!

なんやかんやで、一寸法師で中二病演劇の方向性が見えてきて(空間芝居)、赤ずきんで固まってきました。
総じて言えるのは身体が硬いのに、無理な動きの演出が入る。
アスリートなみに動くので故にケツと腰と足が筋肉痛になる。
というか私、フィジカル、本当に駄目な人ですからね。

で、今回は、『ときめけ! ダークサイドメモリアル』
コンセプトとしては、ギャルゲー(乙女ゲー?)を舞台でやってみようという試み。
ほぼ動きません。楽です。

と錯覚していました。

「なんかこれやっていて、客目線でつまらんなぁ」と思い、相談の結果、ほぼ全てジョジョ立ちみたくなりました。

もう地獄です。身体の中の繊維みたいのが引きちぎれる音が聞こえてきますよ。身体固いから。
静の動きなのに、なんでこんな筋肉痛やねんって笑いながら起きれませんでした。

何故でしょう。
こんだけ、毎回限界まで飛ばしているのに、新しい演目をやると、前回とやってないことをやっています。
一生懸命野球覚えたのに、次はサッカーやっている感じです。

なぜそうだからって? 俺が望んでいるからですよ!






という話です。

いや、本当は根がズボラなので楽がしたいです。
だけど、上手くは言えないのですが、『楽しませたい>>>>>楽がしたい』が勝つわけです。

やりたくないことはやらないけど、面倒なことでも、効果があるかもしれないことはやったほうがいいなと。
別にかっこいいことを言っているわけではなく、湧かなかった時の、客席の温度というのは地獄でしかありません。

終わった後、本当にわかりやすくでます。
私はある意味それに恐怖しているのです。
私にとって舞台はバトルアリーナなので、生き残らないと首が飛ぶわけです。

でも冷静に考えると、なんでそんな想いでやるのかって話ですよ。

毎回数万の赤字だし、寝不足になるし、一生懸命予算をかけたものがコケる場合もあり、ボロクソ言われることもあるわ、大ウケしても、「このぬるま湯につかってはいけない」と戒め、次に進まないといけないし、終わった後は次の制作について考え、客席と繋がることに喜びに震え、挑戦した自分を肯定したくなる。

なんでなんですかね。色々な答えはでてきます。

ただ、どれが正しくて間違っているかはわからないので、その答え合わせは4月の舞台でしましょう!