そんなわけで10月10日(日)は、Dot REAL alchemyさん主催の『ぼうけんしゃLARP 蓮華槍天』にNPCとして参加させて頂きました。
 
感想……黒い! とにかく参加者の殆どの服装が黒い! 今ならピンクとか青とか赤とか着れば主役になれんじゃないかなって思うくらいです。
 
蓮華帝国という国が攻め込んでくるというシナリオなので、その設定に乗っかってくれたキャラがチラホラいまして、大変嬉しかったです。
もちろん乗っかるのが義務ではありませんし、「世界観がわからん!」って思う方もいるので、なんかもう「悪い帝国が攻めてきたから、自分なりに楽しいヒーロー演技をしよう」ぐらいで僕は良いと思っています(設定作った一人として、そもそもここまで蓮華帝国が拡がるとは思っていませんでしたし)
 
他にも、前回同様、色々な試み(前回はパーティーを分けるやボード―ゲーム、今回は足じゃんけんの世界にフィールド効果を入れる)があり、斬新なアイデアがチャレンジされていました。
 
「足じゃんけんで戦闘する」というのがメインなイベントですが、もはや『それ以外の部分』の様子もどんどん増えていっているので、一人一人楽しかった部分が違うのではないでしょうか。
改善と試験を重ねながら、常に成長しているイベントなので、そういう場所に一緒に関わっていられるのは嬉しい限りです。本当にありがとうございます。そして、参加者の皆さまお疲れさまでした。
 
 
 
以下、個人的な反省など。

今回、台本を渡されて6日間、ほぼ缶詰で練習していました。これは毎回なのですが、電車の時とかに台本読んでいると『受験生かな?』と思い、こう終わってみるとおじさんながら、青春のようなものを感じます。
  
ただ、残念ながら本番ではその練習の成果の3分の1も発揮できません。逆によくわからんシーンで練習以上の爆発力を発揮したりします。これが実戦なのかもしれません。
 
そして、ぼうけんしゃLARPのシナリオは、シナリオの種類としてはゲームブックかTRPG要素に近く、その場のライブ感で本来のセリフの半分が消えたり、3分前の打ち合わせがなかったことになったりします。
 
こういうイベントは演劇ではなく、ゲームなのでその場その場の『ノリ』があります。そういう場の勢いと雰囲気で参加者が楽しくなるのなら良いのかなと思いますし、ただ、それでも練習して良かったなと毎回思っています。自分の練習が無駄にはならず血肉になりますし、現場ならではの『修正能力』が養われます。台本やコントや漫才でいうところの『台本から逸れたけど、また台本に戻す能力』みたいな奴です。
 
あと、今回アドリブを2発入れました。自分的にアドリブは懐刀みたいなものなので台本をやる時は使わないようにはしているのですが、『台本の整合性』と『場をもたす』ために2発使いました。

ただ、終わった後に「これで良かったのか」と毎回思います。やることが良かった悪かった…ではなく、「ああいう言い方で良かったのか」とかそういう感じです。
まあ、それを言い始めたら、立ち方や声とかもそうなってくるのですが……。
 
特に今回は本キャラじゃなくて、違うキャラを演じただけにそう思ってします。まあ、反省してもキリがないし、最初の方にも書きましたが、参加者一人一人楽しむ部分は違います。楽しむ部分というのはお金と時間です。ただ、その楽しむ部分に自分の演じるNPCに1円、1分の価値が、いつか生まれれば良いなと思っています。
 
そんなこと書いている暇があるのなら進もうって話なので、これぐらいにします。