苺のロールケーキ。ichigo+.

クリスマスシーズンなので、苺。

 

 

駅前福屋のクラークシーゲルで買ってきたもの。はーと

 

ふわふわの生地と重くないクリームが好みで

何度も買ってしまう、ロールケーキです。

 

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

 

クウェンティン・タランティーノ監督作品、「ヘイトフル・エイト」を鑑賞しました。

 

面白かった!

とても映画らしい映画で

寒い冬の夜の家鑑賞を、存分に堪能できる作品でした。ビックリマーク

 

なるべく余計な予備知識なしで見ることがポイントですね。

 

8人と8作目の8でエイト。

 

flower*

アメリカ、ワイオミングの極寒の大雪原。

賞金稼ぎマーキス(サミュエル・L・ジャクソン)は、

同じ稼業のジョン(カート・ラッセル)と彼が捕らえた罪人、

デイジー(ジェニファー・ジェイソン・リー)を乗せたレッドロックを目指す駅馬車に同乗する。

 

途中、保安官を名乗るクリス(ウォルトン・ゴギンズ)も加わり、

馬車は

道のりの中継地点であるロッジ、ミニーの店へたどり着くが

猛吹雪のため、足止めを余儀なくされ・・・。 という

 

いかにも、ぞくぞくするお話。kirakira*

 

 

雪原で、たまたま同じ馬車に乗り合わせる面々。

 

何かが起こる空気をはらんだまま、猛吹雪の中

まさに密室状態の小さな店に

謎だらけの男女が集う、最高のシチュエーション。

 

わくわくします。

 

オープニングでキャスト全員の名前を見てしまい、

ポスターにものっていないのに

あれは最初に出さない方が(見ない方が)よかったと思う・・。ムーミン

 

 

一癖も二癖もある登場人物たちは

怪しげで自己中で、善人ではないことは一目瞭然なのですが

その中で

延々と繰り広げられる、まったりとした会話とか

 

物語の本筋とはおよそ無関係とも思える

エピソードがいちいち細かくて、またそれが面白い。

 

リンカーンの手紙のくだりとか

店に人が入ってくる度に、壊れたドアを板で必ず二枚、打ち付けるくだりとか。 

 

人の生き死にに関しては無頓着な感じなのに何やってんだか・・。

笑えるんですよね。 シュールです。

 

 

俳優たちが、嫌味なくらいに持ち味を出していてうまいし、(特にブルース・ダーン)

 

なにげなくてありそうで鋭くて

それでいてメタファーっぽくて

思惑のからんだセリフが満載の脚本には

やはり監督の際立った感性を感じました。

 

 

 

決して上品ではないし、

速攻で流血する相変わらずのノワール感はいっぱいなのですが

 

こういう示唆的な、人間の心理に淡々と訴える雰囲気を持ちつつ、

どきどきハラハラ、緊張感のある映画は大好きです。

 

 

特に後半からエスカレートしてくる血しぶきと

バイオレンスはたっぷりで、そこにも監督ワールドがさく裂。

 

ちょっと場面によっては

はっきり見ないようにさえすれば、そこに関しては現実感がないので

私はなんとか大丈夫な感じでしたが

好き嫌いの別れる作品だとは思います。 

 

 

しかしとにかく、

先の読めない展開に釘付けで

2時間半以上の長尺を感じることは、全くなかったし

 

時系列をさかのぼり、チャプターに分けて

テーマを掘り下げる構成についても、映画として洒落ていて

今回も非常に納得させられました。

 

そして

ラストも、最後まで全くよめなくて

心理ドラマとしてもミステリーとしても、素晴しかったです。

 

 

また

デジタルでなく、70ミリフィルムで撮影された映像が

極寒の情景の冷たい美しさを浮かび上がらせており、

今回たまたまブルーレイで見たのですが、独特の奥行きを感じましたね。

 

アメリカ北部の冬の厳しさははんぱなく、

昔は特に、家からすぐそばの納屋からですら帰れずに、吹雪で遭難する話を

何度か小説で読みました。

 

まさにその、真っ白な、凍てつく雪の景色が

ふざけているようにも見えるこの物語に深淵さを与えていて

 

恐怖とか、復讐心とか、差別や貧困ゆえの憎しみとか、卑屈さとか

人間の様々な鬱屈した感情を掻き立てる要因になっているんですよね。

 

やはり北部の雪深い街の作品、

「ファーゴ」とか、北欧ミステリー小説に代表される

徹底的な悪のストーリーも思い出したりして・・。

 

そういう意味でも

効果的で優れた演出を、存分に楽しめる作品でした。

 

 

世間の評価は色々だったり、紆余曲折あったようですが

私にとっては

製作されてよかった・・・(´v`)  うわ~キラキラ* 面白かった・・と

つくづく思える作品でした。

 

 

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