実は英語の曲に限らず、

レコード会社の作ってる歌詞カードであってもそれは正しいとは限りません。

私は過去に音楽活動をしていましたが、その時からそうでした。

あれは、レコード会社の人が音楽を聴いて作るのものなのです。

もちろん、こだわりのあるアーティストがあえて、

自分でレコード会社に歌詞を提供するという事はあるかもしれません。

でも基本的にないです。そしてアーティスト側もそれは

聞いた人が感じるものだとの感覚で作ってるのです。

まずは、これを覚えておいて聞くとよいです。

 

さて、1980年代に流行った名曲を例に、この曲のコーラス部分で

 

It's just another manic Monday.
I wish it was Sunday.

 

とあります。(アメリカのオフィシャル歌詞)

でも、いろいろ検索すると I wish it were Sunday としてるのもあります。

(日本語のページでは were としてるのが最近は多い気がしますね。なぜ?)

 

これはフォーマルや教科書の文法では were なのですが、

実は普通に話す場合はどっちでもいいのです。

もしかしたら、カリフォルニア大卒の超インテリなスザンナ(ボーカル)

なら were と言ってるのかもしれませんが…

 

アメリカのホームページにwere was 両方が存在するように

アメリカ人ですら明確に判別できないのです。なぜなら、

どっちでも意味もニュアンスも変わらないから

言う時もはっきり区別できる発音をする必要がないから

もしかしたら、Manic Monday の曲に関して言えば

アメリカ人が真剣に聞いたらわかるのかもしれませんが

意味もニュアンスも変わらない以上、

それは意味がないのです!

※この歌詞中の使い方では変わらないと言う意味で一般的に必ずしも同じとは限りません。

 

Manic Monday の全体訳については、そのうちやります。

芸術家プリンス(この曲のオリジナル製作者)と頭の良いスザンナらしく、

表現にこだわりがあり、かなり難しい詩です。

 

 

ではまた。