先日、カミさんと岐阜県・恵那市にある『中津川広重美術館』に行ってきました。
浮世絵師・歌川広重の作品『木曽海道六十九次』の題材である“木曽海道”の宿場町が恵那市にもあった縁から作られた施設のようです。
実際に『木曽海道六十九次』を所蔵しているそうですが作品保護の観点から公開は年に1回(9月)のみ・・・とのことで、この日は美術館1階で行われていた企画展『潜入!江戸の浮世絵出版社』という企画展を見てきました。
今年の大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』の主人公・蔦屋重三郎が興した「耕書堂」をはじめ、様々な出版社・版元の作品が展示・解説されており、浮世絵自体の美しさはもちろん、裏方作業や版元の歴史などもわかる展示でした。
美術館2階には作業場のジオラマや浮世絵の「摺り」の工程を疑似体験できるコーナーも。
せっかくなので「擦り」の体験を。完成品が、こちらですw。
版木を模した樹脂製の版材と5色のスタンプインク、バレンを使って白紙に摺り重ねていくのですが、ガイドラインがあるにも関わらず同じポイントに重ねるのは地味に難しいし、「摺り」も丁寧さと大胆さの両方が必要で、なかなかに手応えのある体験でしたw。
大きな施設ではないのですが、浮世絵の美しさと奥深さ、歴史を存分に楽しむことができた ひとときでした。
☆おまけ
お土産に、ポストカードを購入。最近、旅行や美術展などに行った先でポストカードを買ってくるのが、僕ら夫婦間で流行ってますw