先日立ち寄ったCDショップで、懐かしさのあまり思わず購入した1枚。
LEE RITENOUE&LARRY CARLTON『LIVE IN TOKYO 1995』
1995年にリリースされたリー・リトナーとラリー・カールトンの共作アルバム『LARRY & LEE』に伴って行われたジャパン・ツアーの模様を収録したライブ音源。
元ネタはその頃に、某衛星放送で放送されたプログラム…だと思います(当時、ビデオ録画して何度も観ました)。
このアルバムとッアーが、当時のフュージョン・シーンに与えた衝撃たるもの…な~んて昔語りをしたら長文化すること必至…なので、ざっくり伝えるとしたら…
『世間的に「お互いライバル意識バチバチ!」だと思っていた二人だけど実のところはお互いに認めあってて「自分達だからできる上質なギター・ミュージックを創ろう!」ってな感じでアルバム制作にとりかかかったら、とんでもなく洗練された格好いい作品が完成した♪』
…ってな感じでしょうかね(それでも長い…苦笑)。
アルバム・リリースに伴うッアーなので、セット・リストもアルバム『LARRY & LEE』収録曲が中心で、アルバム11曲中、7曲がセット・リスト入り。
前述のとおりデビュー時から何かと比較されることが多かった二人なのでアルバムリリース時には「競演」なんて煽り言葉が添えられていることも多かったのですが、アルバムへの楽曲提供数も演奏内容も「共演」という言葉がマッチしてて、お互いの格好いいところがバランスよく配置される上質な作品なので、ここからの選曲が多いってのは、当事者からすると…いやファンからしても…当然&必然といったところ。
ここに、それぞれのソロ演奏が2曲と、二人が敬愛するジャズ・ギタリスト:ウェス・モンゴメリー「4on6」と、ラリー・カールトンの代表曲「ROOM335」のセッション。
ライブ・ツアー前にお互いの代表曲をセッションでやるのでは?という噂も流れていたので「ROOM335」は「とはいえ皆さん、こういうのも観たかったんでしょ~?」みたいな、大人の余裕による選曲かもしれませんね(笑)。
僕はこのジャパン・ツアーの名古屋公演を観に行っていますし、前述した(元ネタと思われる)某衛星放送のプログラムもリアルタイムで視聴しているのですが、二人とも共同作品のリリースやツアーを心底喜び楽しんでることが伝わってくる、とても素晴らしくて格好いい演奏を披露してくれていて、当時20代の若造だった僕は「いつか、こいうい“大人な演奏”をしたい♪」などと思ったものです。
もっとも、この世に生を受けて半世紀経った今なお、それは実現できていませんが…(苦笑)。
二十年近く経った今聴いても、当時のときめきを思い出す極上の1枚…正確には2枚組なので2枚…でした♪
☆余談
こちらは僕の『LARRY & LEE』コレクション(笑)。今にして思えば、ツアーのパンフとか買っておけばよかった…。
当時発売されたギター譜はちょいとレアかも♪ただし、あくまで持ってるだけですが…(苦笑)。