動画公開後の反省会企画♪ 今回は先月末に公開した『Live at “Studio-24B” 2021.10.30』の[Part-1]を振り返ってみます。
『 Live at “Studio-24B” 2021.10.30 [Part-1] 』
〈0〉 ESCORT RUNNER /サウンドチェック(0:00~)
今回の場合は慣れ親しんだ環境でのライブなので、サウンドチェックを(公開で)やる必要はないのですが、ライブ“らしさ”を追求しようと思い、再現してみました。
この“ESCORT RUNNER”はギターとシンセがずっとハモり続けることがコンセプトの曲なので、ギターとオケとの音量バランスを確認しやすいんですよね…。で、サウンドチェックで演奏しておきながら、実際のライブでは演奏しないという…(笑)。
〈1〉 THE GAME IS ON(1:18~)
自分で企画しておいて…ですが、ライブ形式でやり直しなし!やり直ししていない証明として時計も見せる…という、ドMな企画におもいきり緊張しまして…。冒頭のハーモニクスからすでに走り、弾き始めでいきなり間違えました(苦笑)。
でも、一回派手にやらかすと案外冷静になれるもので、2:50あたりでやっているようなパフォーマンス(あのハーモニクスは、どちらから押さえても効果は同じです)をやる余裕なんかも出てきたりするんですよね…(笑)。
3:39あたりでピック・アップ・セレクターやボリュームのコントロールを左手でやっているのは、トレモロ・アームから右手が離せないので、こうせざるを得ない…という、はなはだ実務的な理由からなのですが、両手が交差するので、なんだかとても複雑なコトをやってるように見える…というパフォーマンスとしても成立するので、何気に気に入っている手法だったりします(笑)。
ギターの音色面では、イントロやエンディングではディレイを深めにかけたSE的なエフェクターを、メイン・メロディーではユニゾンで鳴っているシンセ音との親和性を狙って、ピッチシフターで1オクターブ上の音を鳴らしてます。
ギター・ソロは、あらかじめ考えてあるフレーズが半分、その場のアドリブが半分…といった感じ。この曲はシンセだけで作ったバージョンもあるのですが…
このときのシンセ・ソロをモチーフにしたフレーズも使ってたりします。
〈2〉 NEOPHILIA(6:10~)
メイン・メロディー自体はゆったりしているのに、ドラムはずっと倍テンという、僕のオリジナルの中でも1・2を争うアップ・テンポ・ナンバー。実際、ギターソロやユニゾンはタイヘンです(笑)。
1曲目同様、シンセとのユニゾンやハモリを多用しているのですが、僕のオリジナルの中でも1・2を争う(?)アップ・テンポ・ナンバー。
1曲目同様、シンセとのユニゾンやハモリを多用している曲なので、親和性を図りつつもギターらしさを出す…のがポイントになるので、シンセ音のモジュレーションに合わせてトレモロを動かす一方で、プリングやハンマリングといったギターならでは…のテクニックを意図的に入れることで、「ちゃんとギターを生演奏してますから~♪」感をアピールしてます(笑)。
6:48~と7:44~は全く同じメロディーを弾いているのですが、聴き比べると、後者の方にそういったテクニックをより多く取り入れることで曲調に変化がでるよう意識した…つもりです。
この曲は遊び心で、アームを外側に弾くクリケット奏法にワウを絡めてみたり(8:56)、上昇フレーズにワウを絡めたり(9:12)といったトリッキーな演奏を取り入れているのですが、これは我が愛機・JEMの生みの親であるスティーブ・ヴァイがライブでよくやってる奏法。良くいえばリスペクト、悪くいえばパクり…です。もっとも、どちらの奏法も御本家の足元にも及びませんが…(苦笑)。
使用している音色は、いつものドライブ・サウンドに深めのコーラスをかけたもの。
ギター・ソロは、こういうコード進行がシンプルで曲でアドリブを演ると収集がつかなくなるため(苦笑)、前述のトリッキーな奏法を含め、あらかじめ決めておいた流れに沿いつつ、たまに脱線する…という感じで弾いてます。
ライブでは、このあとMCをやってますが、スマホに向かってMCをするのは、いかなドМな僕でも「ちょっと寒い…」と思ったので、MCの再現は割愛しました(笑)。