本日は動画アップから2週間経過後の恒例行事、公開反省会!
お題となる楽曲は、こちら。
夕陽を見ていた頃
■曲について
20代前半の頃に「フレットレス・ギターのサウンドが似合うこと」「ノスタルジックな雰囲気」をコンセプトに作った楽曲。
もう少し正確に書くと、フレットレス・ギターを先に作ってしまったので、「これを作った以上はそれを使う楽曲を作らねばなるまい」ってな責任感で作ってたりします(笑)。
もっとも、当時は(今も…か)弾きこなせなくて一る度も人前で演奏しておらず、作曲から二十数年にしてようやく日の目を見た次第です。
タイトルは作曲している過程で浮かんできたものをそのまま採用しました。この「夕陽を見ていた頃」がいつなのか…?は聴く方の想像におまかせしよう…って感じです。
動画をアップしたときにブロ友の大さんがコード進行について触れておられたので、その面から見てみると、この曲を作った頃はメジャーセブンスやⅡ-V-Ⅰなんて呼ばれているコード進行を自身の楽曲に意識して取り入れよう…なんてコトをやり始めた時期なので、覚えたことをよちよち歩きで使ってる感じです(笑)。
やっていることをAメロを例にとって書いてみると、シンプルにコードをつけると…
こんな感じ。
これでも違和はないのですが、実際の楽曲におけるコード進行は…
こんな感じになってます。(ちなみに△はメジャー、-はマイナーを意味しています。)
実際のところ、これは昨今のポップスやフュージョン系の楽曲ではよく使われている定番コード進行なので、それを堂々と使っちゃうところが「う~ん、若い!」ってな感じではあるのですが(苦笑)、とはいえⅡ-Ⅴ-Ⅰのスタンダードな使い方や、マイナーセブン♭5(3小節目)の使いどころ、キー=CでもあえてA7を使う(6小節目)といった手法を、自分の楽曲に取り入れたことで、ようやくそのコードを使う意味とか狙いが見えてきたので、アレンジの面でも思い出深い1曲だったりします。
■使用ギターについて
使用ギターは我が動画で2回目の登場となる、フレットレス・ギター。
ボディ部分は僕が初めて買ったエレキ・ギター、フェンダー・ジャパンのストラトで、フレットレス化したネックは元々“紅ジャケ”についていたフェンダーUSAストラトのもの。所有する2本のフェンダー・ストラトのハイブリッドといったところでしょうか…(笑)。
このギターの誕生秘話(?)は過去に記事を書いているので、そちらをご覧いただけたら幸いです。
民族楽器のようなユニークなサウンドが特徴なのですが、演奏性にもかなりの特徴がありまして…。この特徴については、明日以降に。
■録音録画について
全部で5テイク撮影し、完奏できた3テイクから最終テイクをチョイス。普段ならノリやフレーズなどを基準にOKテイクを選ぶのですが、なにせピッチが不安定な楽器なので、今回は「総じてピッチが安定してるテイク」という、やや消極的な選び方をせざるを得ず…(苦笑)。こういう選び方をしなくて済むよう、いつかリトライしようと思ってます。