望月麻衣さんの新刊、読了しました♪
空色DAYS
主人公は、とあるきっかけで高2の途中で転校した女子高生。転校先で出会ったクラスメイトからのバンドの誘いを受けたことが灰色だった生活を変えていく…。ってな感じの青春小説。
アラフィフのおっさんからするとキラキラした感じが眩しくてくすぐったくもあるのですが(笑)、望月さんの作品らしいな…と感じたのは「人生を…1日1日を大切にしていこう」というメッセージが込められていること。
望月さん御自身も
“この作品は学生さんはもちろん、かつて学生だった方にも読んでいただきたい優しい奇跡の物語です。”
と仰っておられたのですが、確かにそのとおり。眩しくてくすぐったい…とか言いながらも途中で何度か涙ぐんだし(笑)、読了後にはとても穏やかで前向きな気分になりました。
個人的には望月さんが音楽を…バンド・サウンドをどんなふうに文章で表現するのかという面にも興味を持っていたのですが、楽器の生音を身体全体で受け止めるような感覚やバンド・サウンドがまとまったときの高揚感が見事に表現されていて感動しました。曲がりなりにもバンド経験者ですが、僕にはバンド・サウンドの魅力をあんなふうに文章化できない(苦笑)。音楽に関しては文章化するより演奏のほうが向いてるんだなって、再認識できました(笑)。
うん…。とても有意義な読書時間でした♪