本日は読み終えた1冊から。
憂国のモリアーティ(14)
収録されているエピソードはホームズとモリアーティの最初で最後の直接対決を描いた『最後の事件』。コナン・ドイルが書いた原作では“相討ち”という衝撃のラストを迎えているのですが本作では…。
本作はモリアーティの立場から描いているので、僕はてっきり『最後の事件』で終幕を迎えるものと思っていたのですが、エンディングでは“大空白時代”後であることを示す「3年後」の文字、そして次巻予告ページに書いてあったのは『空き家の冒険』編開幕!という嬉しいニュースが…♪
ドイル作品と異なり、本作ではホームズとモリアーティの直接対決の場が完成半ばのタワー・ブリッジであり(ロバート・ダウニー・Jr版シャーロック・ホームズの1シーンを彷彿とさせる…)、その結末を多くの衆人が目撃しているため、この状況からどんなふうに『空き家の冒険』に繋いでいくのか?そして、ホームズとモリアーティふたりの関係が新たな展開を迎えるのか…?
この世界観をまだまだ楽しめるのが、嬉しくて仕方ないです(笑)。