読み終えた1冊から。
マンガ日本の古典 古事記 / 石ノ森章太郎
『中田敦彦のYouTube大学』の「古事記編」を見て、あまりの面白さに機会があればぜひ文章も読んでみようと思っていたのですが、イザ現代語訳本などを手にするとなんとなく気持ちが萎えてしまい…を繰り返しているさなかに見つけた1冊。マンガなら…いける(笑)!
神話だから…と言ってしまえばそこまでですが、とてもファンタジックで荒唐無稽で破天荒な物語のオンパレード!そのくせ物語の主人公たる神々の行動原理や心理はとてもリアルで、そのあたりのアンバランス感が、むしろ新鮮に感じました。今だったら、絶対こんな物語生まれてこないだろうなぁ…。
古事記は上・中・下の3巻に分かれているのですが、石ノ森先生がマンガ化したのは上巻のみ。このあたりの理由や石ノ森先生の古事記に対する解釈が“あとがき”に記されているのですが、これがとてもユニーク。この“あとがき”も含めて『マンガ日本の古典 古事記』なんだなって思いました。
古事記。
あらためて現代語訳に挑戦してみたくなってきた…。