愛器・IbanezJEM-77FPのアウトプットジャックを交換しました。
白状するとアウトプットジャックの異変に気が付いたのは、昨年11月のライブ数日前。
ただ、このときはパーツを注文しても本番までに入手できないし、異変といっても断線やパーツの破損といった致命傷でもないし…ということで接点復活剤で対応しまして。
で、「年末年始の休みに作業をしよう!」と思い昨年末にパーツを入手したのですが、なまじ接点復活剤でどうにかなるレベルだったのでついつい“先延ばし”という悪癖が発動。年末年始がGWになり、夏休みになり…と、結局今年のライブ直前になってしまいました(苦笑)。
さて、自虐的暴露はここまでにして、作業にとりかかりましょう。
入手した新品のアウトプット・ジャック(袋に入っているもの)と、交換対象となるアウトプット・ジャック。JEMに限らずIbanezのギターは、こんなふうにボディに直接取り付けるタイプが多いですね。
交換用パーツやドライバー・ハンダゴテと言った工具類とともに作業に欠かせないのが…
HAZUKI!老眼(もはや伏字にする気にすらならない)が着々と進行しているため、こういう細かい作業にはマストアイテムです。
話はそれますが、裸眼の視力は相変わらずで、先日の健診の視力検査の結果は両目とも裸眼で「1.5」」。ホント、見えないのは近くだけなんです…。
話を戻して。
配線とジャック部はがっちりハンダ付されていたので(…って、前回の交換も自分でやったのですが)ジャックギリギリのところで配線をカット&被膜を剥いで予備ハンダを付けます。
こちらがJEMに使われているアウトプットジャック。写真上が今までついていたもので、このように見た目では劣化しているように見えませんがケーブルをさわると「ガリッ!」というイヤな音がします。ケーブルを何百・何千回と抜き差ししてきたのですから摩耗してしまうのも当然のこと。御役目御苦労様でした。
その下にあるのが新品。これから宜しく!
そのさらに下にある黒い“輪っか”はアウトプットジャックとボディの間にかませるラバー製のパーツ。あくまで私見&ささやかな経験則なのですが、楽器店で勤務していた頃に劣化してヒビワレしたこのパーツを見かけることが多かったこともあり印象があまりよくないので(くどいですが私見です)、今まで使用してきたスチール製のものを移植することにしました。
JEMのアウトプットジャック交換は今回で3回目…のはず。初期は配線に余裕があったのでボディの外でハンダ付け作業ができたのですが、今ではずいぶん短くなってしまったので、ザクリの中で配線&ハンダ付け作業をしなければなりません。配線自体も細いので細心の注意を払って作業します。
シールドをつないでサウンド・チェック!作業に抜かりはないつもりですが、ちゃんと鳴ってくれてひと安心。気になっていた「ガリッ!」音もなくなりましたし、ノイズ等もなくゴキゲンなサウンドです。
ちなみに、JEMのアウトプットジャックは、演奏中のケーブル抜けトラブルを回避するために上の写真のような角度でついています。
ステージ・アクションが激しいスティーブ・ヴァイならでは…のアイデアですが、こういう細かな配慮が演奏時の余計な心配ごとやストレスを軽減してくれるんですよね…。
これでギターに関する準備は、いつもライブ前日にやる弦交換や指板のケアといった基本メンテナンスのみ!音源・楽器と、本番に向けた準備は着実に進んでいます。
【“α-Project”ライブ出演情報!】
岐阜市で開催される音楽イベントに今年も出演します!
出演日時:11月4日(月・振替休日)
14時15分~15時00分
出演会場:M's Cafe (岐阜市柳ヶ瀬通3-9)