本日も読み終えた1冊から。
望月麻衣さんと京都市交通局の“地下鉄に乗るっ”キャラクターとのコラボ小説「太秦荘ダイアリー」の第2巻。
“地下鉄に乗るっ!”の相関図等で設定されている趣味・嗜好を活かしつつ、その設定から作者自らが創出した新たな要素を加えつつ、望月さんならではの“京都”らしさと“はんなりミステリー”の要素とが見事に組み合わさり、しっかり“太秦荘ダイアリー”という1つの世界観が確立されているところが、流石。
高校生探偵と言っても部活動的な感覚のため、あの探偵やこの探偵が挑むようような難事件やハードな展開はなく(笑)、依頼される事件は当事者にとっては大問題であり謎ではあるものの比較的穏やかなものが中心。また、それぞれの事件(?)の結末も、望月さんの作品らしい温かさや優しさに溢れており、最後までほんわか気分で楽しく読ませていただきました。
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