本日も、読み終えた1冊から。
『憂国のモリアーティ』の最新7巻。収録されているメイン・エピソードは“モリアーティ”VS“切り裂きジャック”!
“シャーロック・ホームズ”が活躍した時代は“切り裂きジャック”がイギリスを恐怖に陥れていた時代と重なるため、「もし稀代の探偵が事件調査に携わっていたら?」という虚実を織り交ぜた設定の物語は、いくつか存在します。
“シャーロック・ホームズ”が活躍した時代は、そのライバルである“モリアーティ教授”も活躍(?)していた時代でもあります。
そうなると、“モリアーティ教授”が主役である本作『憂国のモリアーティ』の世界においては、稀代の犯罪相談役“モリアーティ教授”が“切り裂きジャック”事件の解決に乗り出すのは何ら不思議ではないワケですが、目的と手段は違えど広いくくりで考えればどちらも犯罪者。
そうなると解決に乗り出すに相応しい「きっかけ(依頼)」が必要なワケですが、その依頼主と依頼内容のアイデアが素晴らしいッ!そりゃ“稀代の犯罪相談役”も動くわな…という納得の物語です。
そんな「きっかけ」以上に興味深かったのは、“切り裂きジャック”の正体がまさかの…。このあたりは、当時の社会情勢を踏まえて作られている本作ならではの発想だと思います。
ラストで“切り裂きジャック”と直接対峙したモリアーティが浮かべる冷酷な表情とセリフから想像される、その代償は…?
自身の興味の赴くままに“切り裂きジャック”調査に乗り出した偏屈ホームズ(笑)どう絡んでくるのか…?
途中から登場した謎の代理人の“黒い人”(って書くと「名探偵コナン」みたい…笑)の正体は…?
と、気になるコトだらけの状況で次巻に続く。8巻発売までの間、従順に待ってます…。
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憂国のモリアーティ 7 (ジャンプコミックス)
518円
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余談:同時にリリースされた小説版も入手しました!
が!
我が本棚の“前”は10月末から、御覧のとおりの膠着状態(苦笑)。
早いとこ脱却せにゃ…。