読み終えた1冊から。
外山滋比古:著『思考の整理学』。
1~2年ほど前に、書店で「東大・京大で一番読まれた本」というキャッチコピーで紹介されていたのを見て、ずっと気になっていた本なのですが、こういう「学び」を目的した読書は“気持ち”にある程度の余力がある状態じゃないと読む気になれず(苦笑)、実際に手に取るまで、ずいぶん時間がかかってしまいました。
そんなこんなで手にした本ですが、刊行されたのが今から30年以上前の1983年(文庫化は1986年)だということにびっくり!
使用する単語に若干時代性を感じることもありましたが、21世紀の今でも通用する…、むしろ今のほうがより実感できるのではないか…?と思うことばかりでした。
タイトルだけ見るととても堅苦しい印象を受けますが、自分で考えることや創造性の大切さ、思いついたアイデアをより有効に膨らませるための手法、それを表現するために有効なテクニックなどをたとえ話や著者の経験談などを用いて、とてもわかりやすく、かつシステマチックに教えてくれる素晴らしい本でした。
これは絶対に我が息子にも薦めねばッ!
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思考の整理学 (ちくま文庫)
562円
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