先日、とあるニュースで「獅子奮迅の活躍」という四字熟語を使った賞賛の記事を見て、ふと思い出しました。
今から十年ほど前の話になりますが、何かの折に当時の上司から「Jake君はいつも孤軍奮闘で、がんばってるよね~!」なんて言われたことがあります。
それを言われたときのシチュエーションや、満面の笑みを浮かべた上司の表情から察するに、おそらく僕を褒めるつもりでこれを仰ったのだと思うので、、照れ笑いしてるフリして軽~く受け流したのですが、心の中では「組織(チーム)で仕事してるのに、孤軍を認めちゃうのって、おかしくないか…?」なんて思ってました。
実際には孤立なんてしていないので、シビアに受け止めることなくサラッと流したワケですが、もし、あのとき本当に自分が孤立無援で孤軍奮闘してる状態だったら、「部下の孤立無援状態を他人事みたいに話してんじゃねぇッ!」なんて、キレてたかもしれません(笑)。
便利で格調高い印象を与える四字熟語を引用したコメントも、適正な場面で適正な引用をしないと、誤ったメッセージになる…という、典型例のような体験でした。