先日、カミさんと二人で名古屋市美術館で開催されている『シャガール展 三次元の世界 ~キャンヴァスから飛び出す恋人や動物たち~』を観に行ってきました。
「絵画」や「彫刻」を“制作”するセンスは皆無に等しい僕ですが、“観る”のは好きで、一番のお気に入りの画家はマルク・シャガール。
特に彼の幻想的かつ多彩な版画作品が好きなのですが、この展覧会は、「彫刻」や「陶器」といった立体作品を取り上げているところがポイント。恥ずかしながら、シャガールが好きだと言いながら、シャガールが立体作品も手掛けていたとは知りませんでした。
とはいえ全展示が立体作品というワケではなく、版画や絵画、更には作品の下絵なども展示してあり、2次元作品と3次元作品は半々くらいという印象でした。
初対面となる立体作品群ですが『シャガールは、何をやってもシャガールだなぁ…』というのが感想。もちろん、いい意味で。色彩を伴わない彫刻作品であっても、あの強烈な個性は健在。立体作品ならではの表現や説得力を嬉々としながら試行錯誤している姿が目に浮かぶようで、作品を見ててホント楽しかったです。
非日常的かつクリエイティブな雰囲気を存分に楽しめたひとときでした。