夏頃からようやく「読書モード」が復活。シャーロック・ホームズ関係の作品が多いのは相変わらずですが、他のジャンルの本も、それなりに読むようになってきました。
向田邦子さんのエッセイ『無名仮名人名簿』。
今年の3月から僕の音楽&人生の師匠であるHさんが手がけているプロジェクトのお手伝いをしているのですが、Hさんから「参考になるよ」と紹介してもらった1冊です。
事象に対する様々な目線、その目線の変え方、文章のしなやかさや話の流れが、とても綺麗!
そのくせ誤解を恐れずに書けば、普段着のまま読めるというか…本・作品とがっぷり四つで組む…という感じじゃなくて、寝転んで読んでも正しい姿勢で読んでも頭に入ってくるような自然な感じもあって、この読みやすさは、ある意味でショックで、とてもいい勉強になりました。
同じような文章は書けませんが(レベルが違い過ぎる!)、この方の目線やしなやかさは、ぜひ自分の中に取り入れていきたいです。
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新装版 無名仮名人名簿 (文春文庫)
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