『京都寺町三条のホームズ』の5巻を購入しました。
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表紙の、満を持して…という感じのイラストは、サブタイトルや収録作を読むと納得。このシリーズで“シャーロック・ホームズ”をここまでしっかりとしたネタにした作品は、今回が初めてじゃないかな…。
小説投稿サイトで物語が先行しているとはいえ、4ヶ月に1冊という、なかなかのハイペースでのリリースが続いていますが、サイト版を追っていない僕にとっては、前作の記憶があるうちにリリースされるので嬉しい限りです。
我が息子もいつの間にやら、この物語にハマっており「あ、新しいヤツだぁ~!」と喜びながら「早く読んでオレに渡せ」オーラを漂せていたので(苦笑)、早々に読みました。
物語そのものは、アラフォーの僕には相変わらずキラキラ感が眩しい感じ(苦笑)。本作では遂に…というかやっと…というかな、当然の展開が描かれており、「いやぁ~、よかったねぇ…」なんて、近所の世話焼きオジサンな気持ちで読了しました。
興味深かったのが、作者の文章の書き方や目線に新機軸が投入されたこと。個人的には、こういうアプローチは好きです。
物語の展開もさることながら、作者の手法の変化も、今後の楽しみになってきました。