日記を書かないボクにとっては我がささやかなブログは自分の過去を振り返ることができる数少ないツール。
今回は1ヶ月前のこと…という全くリアルタイム性のないネタなのですが(苦笑)、そういった理由からアップします。
ここ2~3年ゴールデン・ウイークに京都を訪問しているのですが、今回は『京都寺町三条のホームズ』シリーズにハマった我が息子からのリクエストで、物語に出てきた場所を実際に訪問することに。毎回出てくる京都の様々な名所から巡回のしやすさなどを考慮して目的地を『清水寺』『南禅寺』『下鴨神社』『今宮神社』の4箇所にしました。
第4巻に登場したお寺…というより京都を代表する観光地で昨年も訪問しているのですが、そのときは夕方で駐車場の空きがなく右往左往した挙句に車内で口喧嘩し、やや険悪なムードで観光する…というなかなかに情けない状況だったので(苦笑)、今回はそのリベンジ。
気持ちよく観光すべく朝イチで訪問。おかげで駐車場はもちろん参拝も門前町の散策もとてもスムーズでした(笑)。
清水の舞台から。
清水の舞台から音羽の瀧へ移動。
小学校の頃から何度か来ている清水寺ですが、この「音羽の瀧」には必ず大行列ができているため清水を頂いたことが一度もなかったのですが、今回は朝イチ訪問効果でようやくその機会に恵まれました。
息子としては物語に出てきたように阿闍梨餅を食べながら門前町を散策したかったようなのですが、アレルギー食材を含んでいることから、これは断念。かわりに修学旅行以来お気に入りの聖護院の生八橋を買って、次なる目的地に移動。
第2巻に登場した禅寺。
特に境内の中を走っているという水路が観たかったので訪問先に選んだのですが、かの石川五右衛門に「絶景かな、絶景かな…」の名文句を言わせた三門はじめ、数々の素晴らしい建造物が残っている名所。
三門からの景色。たしかに素晴らしい眺めなのですが、この日は先に清水の舞台からの景色を見ているため、我が息子水寺)のほうがすごかった…」と。(苦笑)。
こちらがお目当ての水路。京都寺町三条のホームズの文中に登場した水路。これが見たかったのですが、物語中にあったとおり、寺の境内の中を通過しているにもかかわらず、景色としては不思議とマッチしています。
ついでに水路際の山を散策。
道なき道を進んで、あやうく親子で遭難するところでした(苦笑)。
国宝の方丈へ。
特定の信仰はないのですが、こういった空間には心穏やかにさせられますね…。
「南禅寺」訪問後、いつもの場所で食事をしてから次なる目的地「下鴨神社」に向かったのですが、昼一番だったこともあってか、専用駐車場は満車で入れず。そこで予定を変更して向かったのが「下鴨神社」のあとに訪問する予定だった「今宮神社」のすぐ近くにある「大徳寺」。
「南禅寺」に貼ってあったポスターで、期間限定の特別公開を実施していることを知り、方向も同じだし期間限定だし…ってな安易な理由で向かったのですが、これがまた素晴らしいお寺でした。
国宝の「方丈」や「唐門」、重要文化財の「法堂」では学生アルバイト(だと思う)さんによる由来や見所などの説明もありました。ややたどたどしい感じはありましたが、ポイントはわかりやすかったし、なにより一生懸命なところがとても好印象。そういうところに感心しちゃうのは歳をとった証拠なのかもしれませんが…(苦笑)。
今回訪問した中でも特に撮影規制が厳しかったため、写真はほとんど撮れませんでしたが、“記録より記憶”ってな感覚で、今回訪問した中でも特に印象に残っています。
旅行行程を計画とおりに戻して向かったのは第4巻に登場した「今宮神社」。
別名「玉の輿神社」とも呼ばれている神社で、ここへの訪問は息子からのリクエスト。もっとも、彼に“逆玉願望”があるワケではなく、その目的は物語にも登場した「あぶり餅」。まだまだ色気より食い気ですね(笑)。
訪問した日は今宮祭神幸祭の前日だったようで、神輿も見ることができました。
“願掛け”もそこそこに(苦笑)、さっそく「あぶり餅」のお店へ。店がある方面の門を出るとそこには、通りを挟んで「かざりや」と「一文字屋和輔」の2店がにらみ合うように(?)店を構えているという、なかなかに緊張感ただよう空間が。
扱う食べ物も値段も一緒。どちらも店の佇まいはいいし、呼び込みのお店の方の愛想もいいし…で、「どっちへ入ればいいのやら…」という感じですが、自分たちの立ち位置に近いかざりやさんを選びました。
こちらが「あぶり餅」。1人前15本(!)というボリュームに不安を感じ、ウチは家族3人で1人前を注文しました。白味噌を使ったタレのさっぱりした甘みがとても美味!餅も一口サイズなので重くないので、これなら確かに一人で15本食べれるかな…という感じですし、周囲の会話を聞いていると“両店とも行く”という選択をする方も多いようです。
一部計画変更はあったものの、時間的にはほぼ計画とおり巡ってこの日の旅は終了。毎度ながらの“日帰り弾丸ツアー”ではありましたが、やっぱ京都は…いいなぁ~。
『京都寺町三条のホームズ』に登場した名所はまだまだたくさんあるし、最近は家族3人揃ってこのマンガにハマっているので、彼らの活躍を巡ってみるとか…。
早くも次なる訪問が楽しみになってきました。